掃除婦さんのこと 


7時半の起床。昨夜は珍しく午前0時前に就寝したので、今日はさわやか。昨夜はブリギッテが日曜日を快適に過ごしたいからと、各部屋の掃除を始めたので、なんだか落ち着かなかったが、朝起きてみると居間もきちんと整頓されていて、やはり気持ちの良いもの。 

曇り
7時半の起床。昨夜は珍しく午前0時前に就寝したので、今日はさわやか。昨夜はブリギッテが日曜日を快適に過ごしたいからと、各部屋の掃除を始めたので、なんだか落ち着かなかったが、朝起きてみると居間もきちんと整頓されていて、やはり気持ちの良いもの。しかし、彼女も一日中、外で仕事をしているわけだから、週末に大がかりな掃除というのは、ちょっと負担が大きい様な気がする。週末はやはりゆったりしたいだろう。

実は、ここ数年来、我が家では、掃除婦さん(Putzfrau)を頼んでいた。ドイツの普通の家庭で、掃除婦さんを雇うというのは珍しいことではない。しかし、昨年4月末に、ブリギッテが勤めていた会社が破産宣告を出してつぶれてしまったので、彼女は2ヶ月間、失業状態だった。我が家の財政緊縮のためと、それまでの掃除婦さんの仕事に対して完全に満足していたわけではなかったので、その時点で掃除婦さんを断った。一つの会社の破産がこうして連鎖的に下まで伸びるのですね。

掃除婦さんに支払う料金というのは、相場では1時間 €20です。一回の掃除に3時間ということで、€60で、ひと月に €240の出費。どのようなひとがその職種に就いているかというと、主に、旧ユーゴスラビアから来ている女性がその殆どだと思います。わたしのところもそうで、現在のクロアチアから来ている初老の女性でした。彼女たちの使うドイツ語はブロークンなものですが、意思の疎通には困りません。しかし、読んだり書いたりというのは、わたしのところに来ていた女性は駄目でした。留守中にちょっとしたことを頼もうかと思った時に、これは意外と不便なものです。

わたしもブリギッテも、どうも、人を使うというのは下手なようで、掃除婦さんが来ている間は、なんだか自分の居所がないような、妙な居心地の悪さを感じます。それと、毎回ではないのですが、彼女が掃除して帰ったあと、破損している食器や家具を見つけることがあります。時には、それが以前から壊れていたものなのか、それとも彼女が壊してしまって、黙っているのかが不明なことがあって、どうも気分が悪い。今までの一番の被害は自作スピーカーのコーン紙を破られてしまったこと。なんだか音が変だな、と思ってみたらやられていました。人を使うというのは、こういうことにもおおらかでないといけないのでしょう。

ブリギッテは去年の7月から、新しい職場が見つかって働いているのですが、掃除婦さんの方はそのまま不在になっています。今のところはわたしが在宅の時に、汚れている箇所などを掃除しています。最初の頃は、娘達もよく手伝ってくれていましたが、自分たちの学業の方が忙しくなると、それも途絶えがちになり、最近はあまり手伝ってくれません。このままで、あまりブリギッテに負担が掛かるようだと、また掃除婦さんを頼んだ方が良いかな、とも思うこの頃です。しかし、優秀な掃除婦さんというのは、どこでも引っ張りだこで、これがなかなか見つけるのに大変らしいです。

さて、今日の午後は、クリスマスツリーを片づけました。まず、ブリギッテがツリーにぶら下がっているすべての装飾品をはずして、一つ一つ柔らかい紙に包んで箱にしまいます。水槽の中に飾ってあった可愛い天使達 (わたしのホームページの中にあります)も一つ一つ注意して紙にくるみました。全部はずし終わったのを確認して、わたしが樅の木を外に出して、小さな斧で枝を払います。払った枝は庭に植えてある数本のバラの上にかぶせて、寒さよけに使います。箱に入れたツリーの装飾はまた今年のクリスマスまで地下の物置へ。

今夜は家族全員( 勿論バイロイトにいるアンナは除いて)在宅らしいので、また、餅を作ろうと思います。今日は納豆餅。不思議なことに、ユリアだけが納豆があまり好きでないので、さて、彼女の分をどうしようかと思案中です。 

Posted: 2004年01月11日 (日) at 16:01 




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