"Tannhäuser" の一回目 


快晴 / 外気温35度
7時40分起床。今年最高の暑さではなかったろうか。とにかく暑かった。現在は、仕事から戻ってきて23時15分だがテラスの温度計はまだ22度を指している。普通は、日中凄く暑かったとしても夜の10時を過ぎるとかなり冷えるのだけれど、今日は例外のようだ。しかし天気予報では来週はまた寒くなるらしい。 

日曜日の朝食は例によって遅く始まる。3人の娘たちも昨夜は何時頃帰宅したのか、わたしはわからなかった。0時少し過ぎまでは起きていたのだから、少なくとも全員「午前様」ということだ。Pfingsten の2週間休暇の最後の日だから、まあ、それも良いだろうと思う。

ブリギッテがミキサーで果物ジュースを作った以外は全てわたしの手になる朝食。(エヘン!)紅茶と、コーヒーの両方を作り、卵料理はシャンピニオンとロースハム入りのオムレツ。それにソーセージ各種、チーズ、イチゴジャム、チョコレートペースト、トースト、といったところ。例によって10時半頃からテラスで食べ始める。斜めから朝日が射し込んでくるのだが、今日はこの時間でも、日陰に入りたくなるような暑さだった。

朝食の後は、それぞれに好きなことをして過ごす。カローラはフルートの練習を始め、ユリアは口頭試問のために読書。わたしは Petite Messe Solonelle/Rossini をさらう。この曲は毎年 Festspiel の最初に行われる教会でのミサに歌うもの。ほとんど名の知れたミサ曲なら歌ったことがあるのだけれど、これはまだ歌ったことがない。先日楽譜を貰ったので今日は音拾いから始めた。この曲のレコードは持っていないので、今度同僚から借りて聴いてみようと思っている。

午後2時を過ぎたら急に眠くなってきた。今夜は17時から "Tannhäuser" の公演があるので少し眠っておかなくてはと思い、45分くらいベッドに横になった。3時前に起こされて、ブリギッテが午前中に焼いたアップル・ケーキを食べてから4時少し前に劇場へ。この時間でも路上は凄い暑さなので今日は歩くのを止して全て路面電車に乗ることにする。電車の中もムッとする暑さだったが、劇場に一歩入ると快適な温度。冷房をしているわけではないが、熱い石の壁が暑さを遮ってくれているのだろう。

"Tannhäuser" の本番は特別な問題も無く終わったけれど、バスの Kurt Moll の歌唱にちょっと陰りが見えた。まだ病後の回復が完全でないのかもしれないけれど、ちょっと心配。彼の歌う Landgraf Hermann の役はけっこう音域が広くてバス歌手にとっては大変だと思う。今夜は高音域に不安を感じたが、それが影響してか、その他の部分まで安定感を欠いたものになっていた。彼にとってはこの役は手中のものだろうから、次回は期待したいものだ。

終演後、運悪く(運良く?)路面電車が目の前で発車してしまい次の電車まで20分待たなくてはならなかった。気がつくと気温は歩くのにちょうど良い感じ。それで二駅分歩いてしまった。これでどうやら今日の歩数も一万歩には達しなかったが、7000歩ぐらいは行きそうだ。(^_^)




 

Posted: 2005年05月29日 (日) at 23:53 




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