「マイスタージンガー」のゲネラルプローベ 


快晴/外気温30度以上
今日はとにかく予定が一杯でしんどい一日でした。久しぶりのカラリと晴れ上がった夏の日だったのでちょっと救われた感じ。これが雨降りの日だったりしたら余計に疲れていたかも知れません。(^_^;)　

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まず朝は9時半からミヒャエル教会という由緒ある立派な教会で、明日の朝に行われるミサのゲネラルプローベ。今日は教会の中もガラガラなので、響きを確かめる上ではあまり役にたたないのですが、雰囲気だけでもということでしょう。参拝者のいない時の教会というのはべらぼうに響きます。今日などは残響が３秒は優にあったでしょう。 

それが45分くらいで終わって一旦帰宅。実は、昨夜はちょっと喘息が出て3時間ほどしか眠っていないので、このゲネラルプローベはちょっと辛いものがありました。帰宅するとカローラが車で5分くらいのところにある Grünwald の催し物でフルートを吹くというので、車で送っていきました。そこから戻ってくるとアンナが待っていて、ブリギッテの両親の金婚式に予定している歌の伴奏を練習したいというので付き合いました。それが終わってから、堪らずベットに入って昼ね。どうやらこの仮眠でスッキリしたようです。

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目が覚めるとカローラはもう戻ってきていてテラスで宿題をやっています。彼女には勉強しろ、なんて言ったことがないのに我が子ながら偉いなと思ってしまいます。わたしの子供時代とは大違い。(-_-;)　

今日は16時から「マイスタージンガー」のゲネラルプローベがあるので、15時17分の電車で出掛けました。劇場に着くと、楽屋口は今日の無料切符を求める人で黒山の人だかり。わたしが楽屋口から入るのに警備員さんの助けを借りるほどでした。ミュンヘンの人達は本当にワーグナーが好きなんですね。まあ、今日は無料で聴けるということもあるのでしょうが。(^_^;)　

２幕の喧嘩騒ぎが終わると２幕は終了となって、急いで３幕の衣装（と言ってもごく普通のサラリーマン風の背広にネクタイ姿ですが）に着替えて、劇場から歩いて3分ほどの Hypobank という銀行のホールへ。この銀行は Festspiel のスポンサーにもなっていて、 Festspiel の開幕を祝うという形でけっこう大きな規模で催し物をしたのですが、われわれはその一環というわけです。これは給料とは別に出演料が出ます。(^_^)　

そこで歌ったのがオペラの中から以下のものでした。
1.「タンホイザー」から歌合戦の会場に入場する時の歌
2.「ロメオとジュリエット」の1幕の合唱
3.「トロバトーレ」からジプシーの合唱
4.「魔弾の射手」から狩人の合唱
5.「マイスタージンガー」から Wach auf,と最後の合唱。

これだけの合唱曲を一度に歌うのは、結構大変でした。終わったらさすがに汗でビッショリ。

そのあとで急いで劇場に戻り、「マイスタージンガー」の最終幕に備えます。結局終わったのが22時10分。そんなわけでさすがに今日一日は「長いな〜」と感じました。明日は10時からミヒャエル教会でのミサ・本番がありますので、今日は少し早めに寝ようと思っています。あ〜ぁ、疲れた。 

Posted: 2004年06月26日 (土) at 23:50 




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