Luisi 氏と合唱団の音楽稽古 


晴れのち曇り。夜になって激しい雨と風 / 外気温23度
7時半起床。昨夜は前菜,2種類から始まって、主食のラムの脛焼きの量が多かったので朝起きても全然お腹が空いていない。(^_^;) 以前にここで食べた記憶ではちょっと洒落た良い感じだったのだが、昨夜はイタリア料理店にしては結構なボリュウムがあって、だんだん、ドイツ風になってしまうのかなと面白かった。 

イタリア料理の良さというのは、大きな皿に、ちょうど良いぐらいの分量の料理がセンス良く盛りつけられている点にあると思うのだが、ドイツでそんなことをしたら「気取っている」とか「量が少なすぎる」とか文句を言われるのだろう。わたしも、若い頃の旺盛なな食欲は衰えているが、それにしても多すぎた。肉の量で文句をつけるお客ならドイツ料理店へ行って Shweinshaxe でも頼めばいいのに、と思ってしまう。とかく、客商売というのは難しいものだ。

今日は10時から11時までの1時間、指揮者の Luisi 氏と合唱だけの音楽稽古。ピアノ伴奏である。終わってみれば、いつもながらの素晴らしい音楽稽古だった。どこが違うのだろうと不思議なのだが、彼が振ると音楽に一本ピシッと芯が通ってくる。彼が要求している事は当たり前の事であって、これまでの音楽稽古でも注意された点と同じ事をしているのだが、出来てくるものが違ってくる。演奏しているものにそう思わせるというのがカリスマのなせるわざなのだろうか。先日も書いたと思うが以前に比べて彼のカリスマ性というのが強く感じられる。これはあくまでわたしの個人的な希望なのだが、次期の音楽総監督が彼だったら幸せだったなと思えて、少々残念である。

途中日本食料品店 SUZUKI でカレー・ルーと納豆を購入して、最寄りの駅まで歩く。文庫本もまた3冊ほどお借りしてきた。(^_^) 帰宅したのは12時。ユリアも今日は病院で何かの検査を受けるというので出掛けたまま、まだ帰宅していない。ちょっと勿体ない気もしたが今夜はちょっとハードな舞台稽古と、その前にロッシーニのミサ曲の練習があるので13時頃に横になった。目が覚めたら14時近く。結構長く眠ってしまった。その後、カレーを作る。練習前に食べていくのと、ブリギッテが帰宅して料理しなくても良いように。彼女はきっとこれに生野菜を付け加えるだろう。(^_^)

家を出掛けに雨がポツポツと落ちてきたので、庭に出しておいた亀のOdysseusを居間に置いてある彼の家に入れる。18時から18時50分まではロッシーニのミサ曲。今日は男性だけ。マスペロ氏もちょっと長すぎると思ったのだろう、数カ所カットした。19時から22時少し前までは「運命の力」の舞台稽古。今日は舞台装置もキッチリと揃っていたけれど余り新鮮味が感じられなかった。終わって外へ出ると通りは稲妻と強い風を伴った凄い勢いの雨。

傘を持っている同僚の女性に入れて貰って歩き出したが、途中まで行ってそれ以上歩く事を諦め雨宿りとなった。数分待っては見たが風もどんどん強くなってきて、目の前のレストランの前に出してある大きな日よけ傘が倒れそうになっている。しばらく止みそうもないので彼女と一緒にそのレストランに入りWeissbier と Leberkäse を注文した。(^_^) 1時間ほどお喋りをしていたら少し雨脚が弱くなったので会計をしてそこを出る。帰宅は23時半。台所を覗いたらわたしの予想していた通りに生野菜に山羊のチーズ入りのサラダがわたしの分だけ取り分けてあった。(^_^) それを食べて就寝。 

Posted: 2005年06月14日 (火) at 15:21 




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