Billy Budd の Hauptprobe 


晴れ / 外気温10度
今日は例年通りのちょっと寒い朝を迎えた。朝8時頃でマイナス1度。例によって Max-Weber-Platz から歩いたが汗ばむということもなく、快適。今日は Billy Budd のHauptprpbe。これはゲネラルプローベの直前に行われるもので、オーケストラ伴奏、舞台装置は本番そのまま、歌手たちは衣装、メーキャップをつけてのもの。 

今回の Billy Budd は合唱のメーキャップは無し。これは歌い演じるものにとっては負担が軽くて嬉しい。舞台全体がうす暗いのでメークをしても効果がないと思ったのかもしれない。われわれ合唱の出番はけっこう多いのですが、全体を通してみると、心配していたほどに難しくはなかった。(^_^) そして、今日改めて思ったのですが、このオペラ、なかなかの傑作。ところどころでハッとするような美しいメロディや和音が出てきてなかなか奥が深いように思う。

特筆すべきはソリストたちのアンサンブルの見事さ。各自のレベルが高いところでまとまっていて、聴き応えがあると思う。なかでもキャプテの Vere 役を歌うテノール John Daszak が良い。イタリアオペラ向きの声ではないけれど、この難しい役を美しい声で、柔軟な表現で余裕を持って歌っていて感心させられる。 Premiereの批評が楽しみになってきた。指揮の Kent Nagano 氏も、ハッキリとした棒で的確に指示を与えている。Hauptprobe というのは時間制限無しの練習なので、本来は11時から15時までの予定だったが、一度終わってから、もう一度駄目出しが出て15時を少し過ぎてしまった。

それから思いついて歯医者に電話を入れる。明日の早朝8時半に予約が入っていたのだが、それを今夕にしてもらえないかとお願いしてみた。先週抜歯して縫った糸を抜き取るだけだから、それでは4時半頃にいらっしゃいということで、OK。これで明日の午前中は全くの自由時間となって嬉しい。(^_^)

夕食はブリギッテが作っていった Paprikaschoten (ピーマンにひき肉を詰めてトマトソースで煮たもの) に白いご飯という献立で食べる。近来になく味がしっかりしていておいしかったので「もしかしたら、味噌を入れた?」と訊いたら、しょう油を少しいつもより多めに使ったそうである。しょう油はやはり素晴らしい調味料です。 

Posted: 2005年01月11日 (火) at 19:53 




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