つかの間の太陽に感謝 


今朝、ちょっと心が明るくなる光景に出会わした。わたしが乗る路面電車の乗り換え地点Wörthstraße でのこと。ここはなんの変哲もない、むしろ殺風景な乗り換え地点でしかないのだが、今朝は折りからの朝日を受けてその地点だけなにやらキラキラと輝いている。昨日降った雪が,街路樹の枝に凍り付いていて、それがパラパラと落ちてきていたのだ。最初は溶けて露になった滴かと思ったが、アスファルトの路上を見るとそれらがピンピンと30cmから40cmの高さに跳ね上がる。見ているととてもユーモラスで可愛らしい。そう思えるのも、折りからの朝日に,氷片がまるで宝石のように輝いていたせいだろう。太陽はいつでも、人間を思いがけない時に幸せな気持にしてくれる。しばらく見とれていたら、今日に限って時間通りに到着した路面電車にそのつかの間の幸福感を破られてしまった。

 

 

Posted: 2004年11月10日 (水) at 15:25 




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