村上春樹氏の本 / ドイツ語版 



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3日ほど前に線路上で事故のため路面電車が走らず、ユリアに迎えに来て貰ったことがあった。ユリアの到着を待っている間、近くの店を眺めていたのだが、その中に小さな本屋があって、何気なくそのショーウィンドウを見て驚いた。小さなショーウィンドウだったけれど、その全部を使って「村上春樹氏の本」を宣伝している。その時にはカメラを持っていなかったので、今日、出直してそれを写してきた。 

展示してあったのは以下の8冊でしたが、もっと出ているのかもしれません。日本の作家の中で、おそらく彼の本が一番多く翻訳されているのではないかと思います。「海辺のカフカ」が早くもドイツ語で出ているというのには驚きました。
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わたしは村上春樹氏の本は数えるほどしか読んでいません。ざっと記憶をたどっても、「ノルウェーの森」「遠い太鼓」とあとは「ステレオサウンド」誌の連載エッセイぐらいしか思い出せません。このサイト を見てみるとずいぶん多くの作品を書いている人なんですね。驚きました。ドイツ語に訳された本の表題は少しずつ違っているみたいです。

わたしがドイツ語の本で読んだのは「Gefährliche Geliebte」一冊だけなのですが、わたしのドイツ語の力では日本語で味わう彼の文体をそこから感じることは出来ませんでした。(-_-;) 彼の文体を損なわないように、ドイツ語に翻訳するというのは、とてつもない難事のようにわたしには思えますが。とにかく日本の現代の作家がこれほどヨーロッパで受け入れられているのは、喜ばしいことです。(^_^) 

Posted: 2004年06月23日 (水) at 15:33 




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