今週末のミュンヘンは厳戒態勢 


昨日から、ミュンヘン市内、特に中心部は厳戒態勢に入っているようです。 

この週末はNATO(北大西洋条約機構)の「国際安全対策会議」がミュンヘン市の中心部にある、ホテル・バイエリッシャーホーフ(Hotel BayerischerHof)で行われる予定で、NATOの要人を初め45カ国から250人ほどの軍人と政治家が集まります。

これを向かい打って、街の中では戦争反対のデモが繰り広げられる予定で、勿論のこと、警察はテロの危険を危惧して、厳戒態勢に入っています。

こういう時には、ミュンヘン市だけの警官ではとうてい手が足りなくなりますので、ドイツ中から警察官が集まり約3000人ほどで警戒にあたるそうです。一般市民は会議の行われる会場付近に近づかないよう、街の中では気をつけるよう、警報が出ています。

わたしの職場は、それこそ街の真ん中にあり、BayerischerHofもほんの目と鼻の先。こういうことは珍しいことではありませんが、やはり、ちょっと緊張します。いつも利用する路面電車も昨日から迂回しているので、地下鉄を利用しなくてはなりません。今日の土曜日は10時から11時まで音楽稽古があったのですが、わたしは、さっさと帰宅ました。今夜と明日の夜も、わたしは公演がないので、ホッとしています。

日本人の目から見ると、しかし、その警戒ぶりもかなり緩いような気がします。もし、東京でこのような会議が行われる時には、もっと厳しい道路封鎖とかがあるんだろうな、と思います。 

Posted: 2004年02月07日 (土) at 13:25 




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