ドキッ!昨夜遅く、カローラが一週間のオーケストラ合宿から戻ってきた。かなり収穫もあったようだし、楽しかったようでわたしも嬉しかった。で、彼女が自分の部屋に引き取るまえに、わたしのところに来て、改まった様子で切り出した。
これが完璧な日本語なので、最初は面食らったがその内容にはまたまたビックリ。彼女はこう言ったのだ。
「お父さん、これまで長い間、大変お世話になりました」 わたしは最初ポカンとしてしまって一瞬、時間が止まったかと思った。チョット、チョット、これは娘が結婚式の時に両親に言う台詞ではないの。(^_^;) 種明かしは次の通り。 今度のオーケストラ合宿(Junges Orchester München) には、日本から留学している21歳のファゴット奏者(男性)がいたのだそうだ。同じ管楽器奏者と言うこともあるし、カローラも顔つきは日本人だから自然に話をするようになった。で、カローラが「お父さんを驚かせたいから何か日本語を教えてくれ」と彼に頼んだらしい。それが、上に書いた台詞だったというわけ。きっと何度も練習したんだと思うが、全くアクセントのない滑らかな日本語だったので、まんまと一杯食わされた。 しかし、この台詞は娘を持つ父親にはかなり強烈です。他人事だと思っていたけれど、いつその時が来てもおかしくはないんですね。 Posted: 2005年05月21日 (土) at 22:09
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