ユリア、週末の冒険 


金曜日の夜から出掛けたユリアが2日ぶりに帰ってきた。
学校の仲の良いグループの男の子がいて、彼の家がオーストリア国境近くに山小屋を持っているらしい。そこで一晩の予定で彼とユリア、そしてもう一人女の子3人でその山小屋に出掛けた。一晩遊んでそこに泊まり、昨日の土曜日に帰ってくる予定だった。 

しかし、土曜日の朝、ユリアの携帯から電話があって、彼が下痢で車が運転できない状態らしい。ユリアは運転免許取り立てで、他人のジープを運転して山道を降りてくる自信がないことから、結局、昨夜もそこへ停まることになった。ブリギッテがユリアと電話で話した内容では、暖房の薪はあるものの、食べ物の備蓄があまり無くて、飲み水も少ない(2リットルのミネラルウォーターが一本だけ)状態だとか。ユリアのことだからなんとかするとは思うが、わたしとしては段々心配になってきていた。

今日の夕方、ようやく帰宅したのだが、ユリアの説明によると飲み水は家の回りの雪を溶かして作ったのだそうだ。ただ、寝袋だけは凄く品質の良いものだったらしく、そこへ入っている分には暖かくて快適だったとか。その他にも細々としたアクシデントはあったものの、彼女たちなりにこの週末を楽しんだようだった。18歳の時でないと出来ない体験は後になってきっと楽しい思い出になるだろう。 

Posted: 2004年03月28日 (日) at 21:43 




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