娘の恋に思う一昨日アンナをバイロイトに送っていったばかりなのに、ちょっと悲しいニュース。昨日、今日と輝くばかりの美しい日なのに、彼女のことに思いを馳せる時、ちょっと心が暗くなった。
アンナを送って、バイロイトから帰宅した晩は疲れていたので21時にはもう就寝していた。それで次の日の朝食にブリギッテから聞かされた話。
アンナは少し前から同じ大学のハンブルクから来たある男子学生と恋仲になっていた。わたしが送っていった時も「今夜は彼に電話して久しぶりに会うんだ」と楽しみにしていた。しかし、彼は復活祭の休暇中に行ったスキーツアーで知り合った女の子との間に新しい恋が芽生えたらしい。われわれが帰ったその夜、電話で「君との間はこれで終わりにしたい」と言われたらしくその夜アンナはかなり落ち込んだようだ。 誰もがそんな立場、また、反対の立場になったことはあるだろう。わたしだって、その両方を何度か経験してきた。次の日にアンナと電話で話し合った時、わたしが言えたのは「誰もが経験することだから、決して自分だけに起こったことだとは思わないように。彼は君にふさわしい人ではなかったと思うしかない。」ということだけだった。 ブリギッテの反応は、まだ一度も彼に会ったこともないのに「彼はもともとアンナには向いていない男性だったから、これでいいのです」だった。母親って凄いな、と思いました。 父親としては、アンナがこれから何度か恋をして、いつの日か信頼して一緒に家庭を持てるような男を見つけてくれればいいな、と思う。彼女は今、21歳。あまり早急に相手を決めてくれなくて良かったというホッとした気持もある。 Posted: 2004年04月17日 (土) at 21:39
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