で、先週の急なインスブルック行きだが、それには次のような事情があった。 オーストリアはこれまで外国人学生の受け入れに制限を設けていた。例えば、ドイツ国籍を持つ学生がオーストリアの大学で勉強したい場合に、すでにドイツの大学に席を持っていなければならなかったのである。この点については苦情が出ていた。オーストリアも現在は
EU
のメンバーである以上、オーストリア独自の制限を設けることは
EU
憲章に違反しているという訴えである。それに関して、つい2週間ほど前に
EU
の機関による判決が出て、その制限が取り払われることになった。
先週(7月8日)早朝に車を飛ばしてインスブルックへ向かったのだったが、結果的には無駄な時間を過ごしたかもしれない。というのも、大学の窓口に願書を出しに行くと「
Internet
で大学のサイトにアクセスし、そこから願書用紙をダウンロード。それに必要事項を記入して郵便で送る」ということになったそうである。確かに、一度に多くの願書が殺到したのでは係員も応対に苦慮することが予想されるから、この処置は理解出来るが
Internet
がここまで発達してきたかと云うことに感慨を持った。郵便の消印を見て早い順から採用するのか、または、自国の学生への入学が優先されるのかは、外部からは闇の中である。
ドイツの場合は一括して
ZVS (Zentralstelle für die Vergabe von
Studienplätzen)
という機関が、学生配分を担当しているのでオーストリアよりはその辺が透明かもしれない。