トイレットペーパーの相違 


日本滞在中に、もう一つ気がついたこと。それはトイレットペーパー/ ちり紙(ティシュー)の違いだった。 

今回もわたしの体験をもとに、日本のトイレットペーパーやちり紙はこうだ!と決めつけるつもりはない。たまたま、わたしの行き当たったトイレで見かけたトイレットペーパーがそうだったというだけの話である。

今回、面白いな、と気がついたのは日本で体験したトイレットペーパーの薄さだった。使うときにはもちろん何枚かに折って重ねて使うのだろうが、それならば、どうして最初からもう少ししっかりとした2枚重ね、3枚重ねのものにしないのだろうかと不思議だった。これには何か深い理由があるのかもしれないと思って考えた。

第一は、トイレの排水管の直径が狭いために、詰まるのを用心しているのかと思ったのである。排水管の太さについてはいつか調べてみたいと思っているが、どうも日本のそれはドイツのものに較べて細いような気がしている。日本ほど「異物を流すな」という警告を見ることが少ないことからそう思うのだが…。間違っているかもしれない。

第二には、あの薄い生地のトイレットペーパーの方が紙の節約になると考えられているのだろうかと思った。たしかに2枚重ね、3枚重ねのものであっても、それを又重ねて使う人が多そうだから、紙の節約にはなっているのかもしれない。
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トイレットペーパーだけではなく、鼻をかんだりするちり紙についても考えてみた。日本に帰ったときなどは、あの街頭で渡される宣伝用のティシューを貰ってそれで間に合わせてしまうことが多いのだが、あれも一枚一枚はかなり薄いから、使うときには2枚か3枚重ねて使っている。思い返してみると、ずいぶん昔から、「クリネックス・ティシュー」などが普及していたから、わたし自身も、ちり紙をポケットに入れて外出するという習慣はあまり無かったような記憶がある。もしかすると、左の写真のような、10枚単位で折りたたまれたティシューを持って歩くというのはドイツ特有の習慣かもしれない。

また、ドイツのティシューの方がしっかりしているのは、ドイツ人の鼻息の強さに関係しているのかもしれないとは思う。彼らの鼻をかむときの勢いだと日本の薄いティシューでは数枚重ねないと無理かもしれない。(^_^;) 写真のものは、安売りスーパーの ALDI で売っているものであるが、一番しっかりとしているのは少し高い、 Tempo と呼ばれている銘柄。これはかなりしっかりしていて鼻をかんだりする以外にも、食卓でナプキン代わりに使ったりと、いろいろな使い道があって重宝している。 

Posted: 2005年10月09日 (日) at 17:48 




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