今日は本当に怒った 


今日の日記に、電話機の不調があったことを書いた。解決はしたのだが、今日は本当に怒ってしまった。その一部始終は次の通りである。 

昨日のエントリ「何とかしなくては」 で、ケーブル類をまとめる作業をしたことを書いたが、そのあと不思議なことに気がついた。普通に電話する分にはまったく問題がないし、外から掛かってくる電話も正常に受けることが出来る。しかし、Call by Call という格安料金の番号が使えなくなってしまった。これは普通の番号の前に「01038」とか「01058」とかいう番号を入れると、格段に安い料金で電話できるというものである。

その違いは、例えば市内通話の場合、「01038」を選ぶと一分間で1,68セントだが、ドイツテレコムを使うと3,90セントで2倍以上高い。同じように、日本に国際電話をかけるときには、現在の時間帯で(23時少し前)一番安い Call by Call の「01030」を選ぶと一分間でなんと2,4セントで済むのが、ドイツテレコムを使うとこれが79セントにもなる。これを利用しない手はないので、わが家から掛ける電話は全て「010-XX」という番号を使っていた。これが急に使えなくなったから、さあ、困ってしまった。

最初は、さてはわたしがケーブルをいじったときに、不用意に間違ったことをしてしまったのではないかと考えた。溜まっていた埃を払ったりもしたので一度全てのコンセントを抜いたことが悪かったかな、とも思ったりしたのである。それとも、ISDN の電話分配機が壊れてしまったのかとも考えた。しかしどうにも不思議なのは普通に電話を掛ける分にはまったく異常がないことである。一晩考えたが分からずに昨夜はそのまま寝てしまった。

さて、今朝になってもう一度試してみてもその状態は変わらない。午前中の音楽稽古の時に、仕事仲間に訊いてみたら一人が「そういうときにはコンセントを抜いて15分ぐらい放っておき、そのあとコンセントを差し込むと元に戻ることがあるよ」という解決法を教えてくれた。午前中の練習が終わって帰宅してからそれをやってみたがやはり結果は同じである。やるだけのことはやって駄目だったので、そのあとはドイツテレコムの「故障受付係」に電話して説明することにした。

そこで調べて貰ったら、なんと「010」で始まる電話番号は掛からないように切断されているという。愕然として、どうしてそんなことが起こるんだ!と詰問したら、わたしの方からそれを望まなかった場合(もちろん望んだ憶えはない)なにかの間違いでその処置をしたかもしれないという。ここに来てわたしの怒りが爆発しそうになった。

そして、その時、ふと思い出したことがある。2,3日前にドイツテレコムから若い女性の声で、電話が掛かってきたことがあった。その電話の内容は最初に「ドイツテレコムを使っていますか」という問いだった。もちろん基本的な回線はドイツテレコムを使っているのでここは「はい、使ってますよ」という返事をした。そして次の問いが「ドイツテレコムに満足していますか」というものだった。ははぁ、これは良くある電話を使った市場調査かなと思ったのでうるさく感じて、ドイツテレコムに多々の不満はあったが「はいはい、まあ、満足していますよ」と返事をして切ったのだった。

考えられるのはこの一件だけ。それを「故障受付係」に説明すると、その係の人も、多分その女性が気を利かせてやったことでしょうと言う。ここでわたしの堪忍袋の緒も切れた。「こちらが頼んだわけでもないのに、そんなひどいことってあるか!」と激しく詰問したら、向こうも平謝り。まあ、電話口の人がやったわけではないので彼女に怒っても仕方がない。次の料金請求額から5ユーロ引かせて貰いますからどうかご容赦願います、ということで今回は一件落着だった。

しかし、こういう事は時間がたつにつれて又怒りがこみ上げてくるものである。夕方からの舞台稽古の時に同僚にその怒りをぶちまけたら、彼は最近ドイツテレコムから Arcor という会社に電話から Internet 接続までの全てを移行した、と説明してくれた。聞くと、ドイツテレコムとは違ったサービス形態で、多分料金も安上がりになるようだ。今、わたしは真剣に電話会社の移行を考えている。 

Posted: 2005年10月18日 (火) at 23:43 




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