今日の夕食はドイツ人の夕食というのは総じて簡単なものである。それを
kaltes Essen
と呼び習わしているが、要するに火の通ったもの(料理したもの)を食べないということである。わたしも今日はお昼にカレーをお腹いっぱい食べたし、ブリギッテとカローラも特別に料理をする意欲もないようなので、今夜はわが家も
kaltes Essen
ということになった。パンとチーズ、ソーセージ、トマトや赤カブなどが並ぶのが普通である。今日はそれに特別なソーセージが加わった。
ブリギッテの勤務先に、ある地方出身の人がいて、その人が実家に帰省したときには必ず頼んで持ってきて貰う物がある。それは彼のお父さんが作っているソーセージ。最初は彼にお土産にと戴いたのだったが、それがすこぶる気に入ってしまい、いつも頼むことになってしまった。これは特にビールのおつまみには最高である。
ミュンヘン市内でも捜せば似たようなものはきっと買えるだろうし、もしかするとそれも美味しいかもしれない。しかし、そのソーセージを作った人が知人のお父さんだというだけで、味が違うような気がするから不思議である。(笑) 写真の真ん中に写っている二つの丸い固まりがそれで、手前のは今日の夕食で半分ほど平らげたもの。その後ろの汚らしいのはチーズ。これがまたうまい!。手前のキュウリはわが家のテラスの鉢植えで収穫したもの。 普通ソーセージというと長細いものを想像するが、このソーセージは砲丸投げの玉のように丸い。切り口を見ると分かると思うが、数種類のものを束ねて作ってあるようだ。では、なぜこの様な暗紅色なのかというと、それはブタの肉、脂肪、血で作られているからである。故に、このソーセージは Blutwurst(血のソーセージ)と呼ばれる。ドイツ人でも Blutwurst という名前を聞いただけで「ウエ〜ッ」といって食べない人もいる。わたしも最初はそうだったが、このおいしさに負けて、食べているときにはその名前を忘れることにしている。(笑) Posted: 2006年08月10日 (木) at 22:16
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Total entries in this category: Published On: 2006.08.11 01:34 |