アレルギー体質日本に住んでいた時にはなんともなかったのに、ドイツに住むようになった翌年(1978年)から、突然にアレルギー体質になってしまった。それ以来、様々な治療法を試してみたが、良くなることもなく、長い付き合いが続いている。今年もそろそろ、その季節だ。
1978年に初めてアレルギーを体験した時には、急に呼吸困難に陥ってしまい、それがなにであるのかがわからなかったから、パニックに陥ってしまった。病院へ行って、おそらくアレルギー症だろうということになり、腕にいろいろな抗体を打たれて試験したら、様々なものに対してアレルギー症状が顕著であることが判明。例えば「家の中の埃」「動物の毛」そして「花粉」それらの全てに反応が現れた。
それから今日まで、いろいろな治療法を試みたけれど、これという解決法は、わたしの場合、見つかっていない。結局、その季節がくると、これまで試してきて落ち着いている方法で凌ぐことになる。 写真の一番左のスプレーはコルチゾン(副腎皮質ホルモン?)の入ったもので、寝る前に一吹きする。これをしないと、夜中に喘息の発作が起きることが多い。その隣の目薬は花粉で目が痒くなる時期に使っている。手前にあるように,少量ずつの密閉カプセルになっているので、残りを無駄にすることがない。右のスプレーは喘息の発作が起こった時の緊急用。これは一年中、わたしの荷物から無くなることはない。手前のものは、アレルギーで鼻が詰まった時に、鼻の中を洗浄するもの。この内容は塩水なので、副作用とかの心配はない。 一番副作用が強くて、使い方の難しいのが、コルチゾン含有のスプレーで、この量がちょっとでも多いと、声がかすれてしまって、歌うのが辛くなる。逆に、少なすぎると、喘息の発作が出やすくなるので、とても神経を使う。ここ数年は、このアレルギーのために、ソロ(独唱)の仕事を断ることが多くなってしまっている。その日にならないと、ちゃんと声が出るかどうか、自分でもわからないために、怖くて引き受けられない。今週は教会で歌う仕事2つ(5月と6月)をはやばやと断ってしまった。(-_-;) 最近は、わたしの周囲にも、今までなんともなかった人なのに、突然アレルギー症になる例が増えてきている。これはやはり、地球全体の大気状態が変化しているせいではないか、と思う。考えると、これは恐ろしいことだ。 Posted: 2004年02月21日 (土) at 17:40
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