わたしの好きなビール 


3月2日のエントリーで「バイエルンのビール純粋法」について簡単に触れたが、わたしは、普段そんなことはあまり意識しないでビールを飲んでいる。(^_^;) 今日は少し疲れて帰ってきて夜の仕事がないので久しぶりにビールを飲んでいる。わたしの好きなビールを紹介する。 

ドイツという国は面白い国で、何事につけても1都市に集中するということが少ない。地方の個性をそれだけ重んじているといったら良いのだろうか。わたしにはどうにも不可解な一面である。隣国のフランスが、政治も文化もパリに集中しているのと比べると、余計にその不可解さが募る。

ビールもその例に漏れず、ドイツの国内を旅行して歩くと、どんな小さな町にもその町のビールがあることに驚かされる。もちろんそういうビール会社の規模は小さいものだけれど、その町で飲むその町で造られたビールはその町の空気までも味の一部となっているかのようにおいしい。

ミュンヘンはドイツの中では都会の部類にはいるので、ビール会社の数も多いし、その規模もけっこう大きい。ちょっと数えただけで、Spaten / Löwenbräu/ Augstiner/ Paulaner/ Hacker-Pschorr/Hofbräu らの大手がある。

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わたしの好きなビールの一つは "WeissBier" (白ビール)といって、発酵途中で取り出したものらしい。軽い感じで、ちょっとだけ酸味、甘みがあるような、微妙な味。わたしはこれがおいしいと思う。特にミュンヘンから30キロメートルぐらい離れたミュンヘン空港近くの Erding という街で作られる "Erdinger Weissbier" という銘柄が好き。


夏になると、こればかり飲んでいる。グラスに注ぐ時に注意しないと、泡が溢れてしまうのでそっとグラスの内壁を滑らせるようにして注ぐ。こういう儀式的なところもちょっとこだわれるので嬉しい。このビール用のグラスはちょっと特別なフォームを持っているが、写真で見た戴いたらすぐにわかるだろう。日本から旅行で来た知人、友人達に飲ませると、皆おいしいというので、日本人の味覚にも合っているのかもしれない。 

Posted: 2004年03月04日 (木) at 21:10 




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