友人からのメール(国による医療の違い) 


青森県に住む長年の友人からメールが届いた。彼は最初、胆石除去のためにシンガポールに行ったところ、心電図の結果、動脈硬化の初期症状が見つかったので、もう一度出直し、検査、処置して貰うらしい。何で、シンガポールなのか、ちょっと疑問に思ったが、彼のメールの中に書かれていることは、わたしにとっても興味深いものだった。彼の了解を取ってその内容を書いてみます。 

シンガポールの医療環境というのは、旧宗主国だからということもあるのだろうが、英国式なのだそうだ。友人からのメールを、個人的な部分を削除して引用します。

しかし、ゆりかごから墓場までと社会科で習った英国も公的保険とプライベート保険の格差が問題になっています。国民皆保険はいいのですが、予約から医者の検診までかなりまたされるそうです。少しずつですが米国式に近づいているみたいです。富裕層以外の国民はたまったものではありませんね。

外国人である私たち日本人は、結構いいとこどりができます。日本の保険も事後ちゃんとつかえるので、言葉さえできればかなりの高度医療を受けることが可能になります。今はまだ一部の商社マンたちがその利益を享受していますが、近い将来海外で病気治療をする日本人が増えるものと思います。こんなかたちでも競争原理がとりいれられると少しは、硬直化した組織に変化が起こる可能性が大きくなるでしょう。

日本の医療もかなりいい部分がありますので、変に西欧のまねごとをしなければいい部分が残っていくのではないでしょうか。

疾患の部署によってその国その国に得意不得意があるので私たちも少しは勉強しなければなりません。日本で多い子宮筋腫などの手術は断然日本の病院がいいそうです。手術数が桁違いにおおいからです。反対に心臓疾患の場合はシンガポール、が最新の医療器械を整えています。本当にシリアスな手術ならば断然米国でしょう。

今週日曜日にはシンガポールに飛びます。今の航空料金は、往復28500円ですよ。三沢ー羽田の方が高額です。こちらは32000円です。複雑な気分です。それではまた!

医療の点も興味深いですが、航空運賃も凄いですね。 

Posted: 2004年02月11日 (水) at 14:50 




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