防寒靴 (Winterschue) 


わたしが生まれ育ったところは太平洋岸で、冬の間は、かなり風の強い日が多いのだが雪が降るのは一年に数度しかないという比較的温暖なところでした。今でも少年時代の冬を思い出すと、寒かったという記憶よりはスカッと晴れ上がった冬の青空が目に浮かぶ。そんなわけだから「防寒靴」などを履いたことはありません。ドイツに来て始めてそれを経験しました。 

ドイツの中でもミュンヘンは比較的高地に位置するためか、冬は雪が多く寒い。わたしの感覚では11月から3月までは冬という感じです。(五ヶ月間!)一年のほぼ半分は冬というと大げさに聞こえますが、住んでみるとそのとおりなのです。(-_-;) 従って、防寒靴というのはこれはもう、必需品です。
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わたしは黒い革製のものと裏革っぽい茶色のものを天気によって履き分けています。両方とも底は分厚いゴム製で、雪道などでも滑り難くなっています。普通の靴に較べるといかにもごつくてかなり重いです。工場などで作業をする時に履く「安全靴」というのがありますが、この「安全靴」からつま先の防護金属を外したものに近いと思います。防寒靴といってもいろいろありまして、靴の中に暖かそうな毛が張ってあるものもありますが、なんだか蒸れそうでわたしは好きではありません。(^_^;)

冬が来て、最初に防寒靴を履いた時には「重いな〜」という感じがして、これから続く長い冬を思うとうんざりします。たまに太陽の覗く冬の日など、開放感から普通の靴を履いて出掛けることがあるのですが、つま先から忍び寄ってくる寒さに10分も歩かないうちに後悔します。今年も少なくともあと2ヶ月は防寒靴のお世話になりそうです。(-_-;) 

Posted: 2005年01月28日 (金) at 23:55 




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