うまく行くかな、ケーキ屋さん 


カローラの趣味はフルートの他にケーキを焼くこと。一昨年辺りからケーキを焼き始めて、それがなかなか評判が良いものだから本人も気をよくして、友達の誕生日に招かれたりすると気軽にケーキを焼いて持っていくようになった。 

隣人の医者のご夫婦は2人とも病院勤めが忙しいので、これまでにもケーキが必要なときにはカローラに頼んで焼いて貰うことが度々あった。こんな時にはカローラには臨時収入が入るわけである。そんな経験から、注文を貰ってケーキを焼く事がお小遣い稼ぎになるようだということを認識したらしい。(^_^) 

ドイツの子供たちは学校に通い出すと、けっこう年少の頃からお小遣いを自分で稼ぐことを憶える。最初の頃はベビーシッターぐらいの仕事ぐらいなのだが、16歳ぐらいになると、自動車学校に通う資金作りにスーパーマーケットのレジをやったりするようになる。カローラは現在、学校を終わってからの午後はフルートのレッスンに時間をとられているし、ベビーシッターというのはけっこう真夜中までになることが多いので、翌日の学校に差し支えることもある。そこで考え出したのが今回のアイデアで、注文をとってケーキを焼くアルバイト。最近は共稼ぎのご夫婦が多いので、子供たちの誕生パーティなどで自前のケーキを焼く時間のない人も多く、そういう人達から注文が来るだろうというのが狙いである。
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数日前からわたしのこれまで写したケーキの写真を使って、宣伝のチラシを作っていたが、それもなんとか出来たようだ。これを、幼稚園とかに貼って貰うつもりらしい。今日の夕方は、そのためにケーキの材料費を下調べに行ってきた。それがわかればそれに自分の手数料を加算してケーキの値段が出ることになる。まあ、そう簡単にはいかないだろう、とわたしは見ているが、自分でお金を稼ぐことの大変さを体験できればそれも良しと、しばらく静観してみる。 

Posted: 2005年04月23日 (土) at 23:53 




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