千里眼 / 松岡圭祐著(小学館文庫)名前だけは知っていたが、この著者の本も多分初めて読むと思う。「催眠」というものには、誰でもが子供の頃に憧れると思うのだが、わたしも、誰かに催眠術を掛けて意のままに動かしてしまいたい、という幼稚な願望があった。だから「催眠」「千里眼」という題材を扱ったエンターテインメント、という文庫本後ろの要約を読んだだけでもう、ワクワクしてしまう自分がいる。何と単純なのか。(^_^;)
結果は期待に違わぬ面白い小説だった。最後の方はちょっと荒唐無稽、という感じを免れないが、映画化されたと帯に書かれているので、それはそれで納得である。そういえば、台本を読んでいるような箇所もあった。(2005年5月13日読了) Posted: 2005年05月17日 (火) at 18:26
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