「黄金の日日」/城山三郎著(新潮文庫)呂宋(ルソン)助左右衛門の物語。信長が台頭してきた頃の堺の町から物語は始まり、大阪落城の辺で終わっている。その間に描かれる今井宗久、千利休、などと秀吉の拮抗が面白かった。いつの時代でも、早く生まれすぎたと思われる人はいるもの。この著者の作品は今までもけっこうな数読んでいる。一番印象に残っているのはまだ日本にいる頃に読んだ「落日燃ゆ」という、首相・広田弘毅の物語。もう一度読んでみたい。(2004年5月20日読了) Posted: 2004年06月17日 (木) at 16:14
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