七日間の身代金 / 岡嶋二人著(講談社文庫)テーマは誘拐事件を扱ったものだが、論理的にスッキリしていて読んでいて面白かった。推理小説は、余り荒唐無稽な物語でなく、どこか現実感のあるものであって欲しい。この本の中で描かれているトリックなども、読者に一緒に考えさせるような所があって楽しめた。最近のわたしの好みは、物理的なトリックよりも、人間の心理状態の盲点をついたようなトリック。
加えて、事件を解決していく側の「千秋と要之介」たちの人物設定とその描写が新鮮だったこともこの本を面白くしていた。しかしカバーの後書きにある「青春ミステリー」というジャンル分けはどういうものか。(^_^;) (2005年7月24日読了) Posted: 2005年07月27日 (水) at 16:11
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