火神(アグニ)を盗め / 山田正紀著(文春文庫) 


image
この作家は私にとって初めての出会い。この作品が1977年の直木賞候補だったと書いてある。この年の夏に私はドイツに来たのだった。そんなことが、この作品にちょっとした親近感を憶える。 

本の内容は、「冒険活劇」小説そのもの。冒険小説特有の荒唐無稽なところはもちろんあるのだが、その非現実的なところが気楽に読ませる原因だろう。とにかく、話の筋を追っていくだけで面白い。あっという間に読み終わってしまった。あとに残るものは殆ど無かったが、それはそれで楽しめた。(^_^) (2005年8月2日読了) 

Posted: 2005年08月11日 (木) at 16:39 




1年前の今日は? 2年前の今日は?