鬼太鼓は殺しのリズム / 和久俊三著(廣済堂文庫) 


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暫くぶりに「読まなければ良かった、時間の無駄だった」と思った本。(-_-;) この作家による法廷もの推理小説はずいぶん昔に読んだことがあって、良い印象が残っていた。しかし、今回はものの見事に外れ。 

何が期待はずれだったかというと、推理小説としての骨子である謎解きの興味がどこかへ行ってしまっている。482ページもある厚い本だが推理小説としての内容は5%ぐらいという印象だった。残りの95%は佐渡島の観光案内で終わっている。観光案内書としても余り感心しない。少なくとも私はこの本を読んで佐渡島へ行ってみたいとは思わなかった。

警察官を退官した野呂真太郎とその奥さんがいちおう探偵役で出てくるのだが、この2人の人物もまったく良く書けていない。この本の半ば頃からその内容にウンザリとしてきたが、この作家の過去の印象が悪いものではなかったから、かすかな期待を持って最後まで読み通した。最後のどんでん返しも取って付けたようで、結果は「読まなければ良かった」。(-_-;) この作家も多作らしいから、やはり「駄作」というのはあるものだ。
(2006年3月5日読了) 

Posted: 2006年03月07日 (火) at 16:55 




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