姫島殺人事件 / 内田康夫著(新潮文庫) 



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またまた内田康夫氏の「旅情ミステリー」である。大分県・国東半島の沖に浮かぶ「姫島」での殺人事件を名探偵、浅見光彦が解決していく。今回のヒロインは中瀬古朝子。例によって書中に地図が出てくるのだが(P.353)それを見ながら読み進めるとまた一段と面白い。「周防灘」って名前だけ知っていたけれど、こんなところだったか、とか国東半島と山口県の下松はフェリーで走ればこんなに近いところにあるんだ、とか、まさしく旅情ミステリーの面白さだった。今年はどこへ出掛ける予定もない夏休みだが、仮想旅行をさせて貰った感じ。このシリーズは日本全県を網羅してあるらしく、まだまだ楽しめる。(^_^)(2004年8月4日読了)
 

  

Posted: 2004年08月05日 (木) at 15:49 




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