誰も見なかった中国/ 落合信彦著(小学館)著者が中国政府から許可を貰って1996年頃に中国の貴州省と雲南省を訪れた紀行文である。この両州は中国の中でも少数民族が集中している州、そして、もっとも貧困度が高い州であるらしい。落合氏の分の中でも、その貧しさと道路の恐るべき不備などが繰りかえし描かれていて、殆ど想像を絶するほど。
この本がかなり強いインパクトを読むものに与えるのは、同時に掲載されている数多くの写真だろう。まさしく「百聞は一見にしかず」で、文章だけでは表現できないものをみごとに伝えている。それにしてもここに描かれている貧しさというのは尋常ではない。この本が書かれてから間もなく10年近くの歳月がたつけれど、少しでも改善されているのだろうか。たったひとつの救いは写真に写っている子供たちの表情だ。明るい希望に満ちた目がどこか懐かしさを感じさせる。(2005年1月23日読了) Posted: 2005年02月16日 (水) at 23:16
|
Quick Links
お知らせ
がちゃがちゃエントリ
エントリをランダムに選んで表示します。 Categories
RECENT ENTRIES
XML/RSS Feed
RECENT COMMENTS(▼見る▼)
わたしのリンクリスト
Link me by BlogPeople
IB(▼見る▼)
カレンダー(▼見る▼)
Archives
月毎のエントリ一覧
Powered by
検索
Statistics
Total entries in this blog:
Total entries in this category: Published On: 2006.08.10 19:24 |