見知らぬ妻へ / 浅田次郎著(光文社) 



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浅田次郎氏の著書はまだ多くを読んでいないが、わたしの好きな作家の一人になりつつある。この本は短編集で、「踊子」「スター・ダスト・レヴュー」「かくれんぼ」「うたかた」「迷惑な死体」「金の鎖」「ファイナル・ラック」「見知らぬ妻へ」9本が収められている。
わたしには「スター・ダスト・レヴュー」「うたかた」「ファイナル・ラック」の3編が印象に残った。なにかの機会に浅田次郎氏は競馬好き、ということを読んだ記憶がある。わたし自身は競馬を知らないが、賭け事にのめり込んだことのある人の書く文章は、どこか信用できる安心感がある。ちょっとうまく説明できませんが、変かな? とにかく、この短編集を読むと、「浅田次郎氏はうまいな〜」と思う。一気に数時間で読んでしまった。
(2004年9月20日読了)
 

 

Posted: 2004年09月21日 (火) at 17:40 




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