直らぬ癖 


ブリギッテには物事をなんとか簡単に済ませようという癖(性格)がある。例えば、彼女は日本料理が好きで自分でも作ろうとはするのだが、わたしが一度やって見せているときでも、次に自分が作るときにはどの手順が省けるかということを考えながら観察しているそうである。わたしが「最初の1回はちゃんと教わったとおりに、料理の本に書いてあるとおりに作って、次から省くことを考えたら」と言ってもなかなかその癖は直らないようだ。 

明後日は彼女のお父さんが85歳の誕生日を迎える。そのお祝いのデコレーションに折り紙で鶴を85羽作りたいということで、夕方からユリアに折り方を教わっていた。ユリアは夕方から外出の予定だったので短時間の間にどうにか折り方を伝授して出ていった。さて、そのあと教わったとおりにブリギッテが折った筈の鶴を見ると姿の悪い鶴になっている。彼女もその出来には満足ではないらしい。

そこで、わたしもかすかな記憶を辿り、一つ一つの行程を確認しながら彼女と一緒に鶴を折ってみた。すると、ある行程を彼女が跳ばしているのを発見。「ああ、ここが間違ってるんだよ。ここはね、こう折るの」と示すと、返ってきた返事が「何度も似たような折り方をするからそこは端折ってみたの」(-_-;) 。あなたね、折り紙というのは絶対に端折ちゃぁいけないんだよ。 

Posted: 2006年02月04日 (土) at 23:06 




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