今日の新聞から今朝の新聞
(Süddeutsche Zeitung)
に次のような小さな記事が載っていた。「公娼の平均収入は
7500 €」
最初に、訳の「売春婦」という語感がわたしは好きでないので、以下「公娼」という名前で書く。で、この記事の見出しは
”Prostituierte verdienen 7500 Euro im Schnitt”
(公娼は平均して7500ユーロ稼いでいる)というもの。もちろん一月の収入である。ご存じのかたも多いと思うのだが、ドイツでは公娼が職業として認められていて現在ミュンヘン市(税務署)の把握するところでは2118
人の公娼と369のそのための施設があるそうだ。新聞には、現実にはこの数よりはるかに多いはずだがその実態をつかむのは「不可能」であると書いてある。そりゃぁ、そうだ、こういうものはキッチリと数字が出るものではないし、また、その数を想像してみるのも楽しいものなのである。(^_^;)
朝食時にこれを読んだブリギッテが7500ユーロという金額に興味を持ったらしい。そして出てきた言葉が「わたしは時機を失したわね」。あくまでも想像でしかないが彼女の頭の中では、自分の給料と比較してこの金額を多いと思ったに違いない。そして自分が公娼だったら…、と考え「ああ、でも、もうわたしは若くはない」という順序で論理が進み「わたしは時機を失したわね」という言葉になったということだろう。別に本気で公娼になろうと考えたということではない……と思う。(^_^;) すかさず、わたしの頭の中には「この職業は若いだけでは駄目で、容姿が重要なんじゃぁ…」という言葉が浮かんだ。しかし、今回の話題は彼女の自尊心にも関わるかなり微妙なものなので、さすがのわたしも注意して、口を滑らせることはなかった。わたしも少しは利口になっている?(^_^) Posted: 2006年04月21日 (金) at 21:57
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