亭主関白 


7月のはじめに日本から来てくれた知人がわたしの家庭を見て「【篠の風】さんはやはり亭主関白ですね。日本のお父さんですね」と言っていた。わたしが「亭主関白」? 毎日ブリギッテの尻に敷かれているのに、それはないでしょう、と反論しておいた。そして今朝・・・ 

ブリギッテは6時少し前に起きて、仕事に出掛けるまでの短い時間を利用し、洗濯物を機械に入れたり、子供たちが学校で休憩時に食べるサンドイッチを作ったり、わたしが午前中仕事があってわたしが作れない時には、簡単なお昼ご飯も作っていく。今日はわたしが家にいるというので、昼食は作らなくとも良くなった。それで珍しく新聞に目を通していた。熱心に見ていたのは勿論「死亡広告」のページ。

新聞を読みながらティーカップを取って口に運んだら空だったのに気がついたらしい。その時彼女はどうしたか。新聞から目を離さず無言で、ティーカップをヌッとわたしの鼻先に突き出した。おとなしくお茶をついであげたわたしもわたしだ。(-_-;) その時に「亭主関白」の一件が頭に浮かんだので「こういう光景を見たら知人も決してわたしが亭主関白である」とは思わなかったろうと、ブリギッテにその説明をした。

彼女曰く「それはあなたの座席がテーブルの頭のところで、あなたは椅子の上で胡座をかくから、それを見て威張ってると思ったのではないのかしら」というのです。そうか、そういうことかも知れない。(-_-;) わたしは断じて亭主関白ではないのです。(^_^;) 

Posted: 2004年07月22日 (木) at 14:47 




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