2回目の「ロメオとジュリエット」 


雨/外気温10度〜15度
今日は一日中、雨降りの天気で、まるで日本の梅雨寒のような感じだった。ただ、雨は降っても、湿気があまり感じられないので、日本の梅雨のような不快さはない。しかし、もう6月なんだから、少しは夏らしい日があっても良いと思う。ちょっと寝過ごして、8時45分の起床だったが、10時半からの音楽稽古があったので、出掛ける。 

現在は、これも借りてきた本だが「汽笛一声」/志茂田景樹著 というのを読んでいる。日本で始めに敷かれた鉄道工事に関わる物語で、半ばを過ぎる頃から面白くなってきた。これを電車の通勤を利用して読んでいる。本を読んでいると35分くらいの通勤時間はあっという間に過ぎてしまう。(^_^)

今日の音楽稽古は来週に来る「トロバトーレ」で始まったが、休憩後の後半は、来シーズンから空白になる合唱指揮のアシスタントの席に応募してきた女性のオーディションだった。われわれを相手に「マイスタージンガー」の部分を練習・指揮し、それを合唱指揮者のマスペロ氏と事務局の人が観察・審査して採用かどうかを決めるというもの。今日の女性はちょっとアガッていた感じだった。もう一人応募者がいるらしく、近いうちにまたオーディションがあるようなことを聞いた。

帰宅はちょうどうまい具合に来た路面電車に飛び乗り、いつもより早い時間に家に着いた。ユリアは2人の家庭教師の生徒がきていて、忙しそう。カローラも来週は友人達と Wien に行く計画を立てて、ユースホステルとか汽車の切符の手配とかで嬉しそうに電話していた。カローラはそのあと、われわれの昼食にパスタ料理を作ってくれて、3人で食べる。なんでもインスタントのソースを使ったものらしいが、かなりおいしかった。

ユリアが家庭教師を終わるのを待って、一緒に買い物に出掛ける。今週の日曜日に知人を数人招いてブランチをすることを計画しているので、その材料を仕入れ。今回もブリギッテが鮭の甘塩付け を作るので、鮭を一匹購入。その他にも細々としたものを買って15時半頃帰宅。買い物をしたところは、レストランを経営している人達が利用する大きなマーケットなので、全てに渡って安いのだけれど、どこに何があるかが分かっていないので、手間取ってしまった。

帰宅後1時間ほど休憩してわたしは劇場へ。今日は2回目の「ロメオとジュリエット」。今夜はジュリエット役のブラージが急病のため代役が立った。ロメオ役のアルバレスは先回よりも今日の方が声に延びがあって、さすが、と思わせるところが随所に見られた。やはり大器であると思わせる。23時近くの帰宅。
 

Posted: 2004年06月03日 (木) at 00:43 




1年前の今日は? 2年前の今日は?