しかし今日は
Edita Gruberova
の調子が悪いのかどうか、1幕の最初を試しただけで彼女は引っ込み、韓国人のカバーの女性が後を引き継いだ。彼女も決して悪くはないのだけれど
Edita Gruberova
と比較すると次元が違う。例えば1幕の有名なアリア
"Casta diva"
は彼女なりにキッチリと歌っていて合唱団からも拍手が湧いたほどだったのだが、彼女の場合はあくまでも一人のソプラノがあのアリアを歌っているという感じ(2次元の世界)だとすると、
Edita Gruberova
の場合はアリアそのものに人格があるがごとくに一人でに空中を飛翔しているように(3次元空間)聞こえる。聴いていてまさしく次元が異なるのである。
Edita Gruberova
の歌はベルカントではないという批判を時々見かけるが、彼女の歌をたびたび身近で聴いているわたしとしては、彼女の歌も
Bel Canto
の一翼ではないかと言いたい。