フランス風ポテトスープ + ソーセージ 


このポテトスープは30年ほど前から折に触れて作っているわたしの定番料理のひとつです。材料もごくありふれたものだし、手間も掛からず、それにしてはエレガントでおいしい、というのがその理由。暑い日本の夏には午前中に作って冷蔵庫に入れておき、夕方冷えたものをおいしく食べるということもよくありました。おかしなことにじゃがいもの豊富なドイツに来てからはあまり作っていません。今日は久しぶり。これだけで一品料理ににしたいので、ドイツ風にアレンジし、ソーセージを加えることにしました。(^_^)
原典は例によって「おそうざいふう外国料理」(暮らしの手帖版)です。 


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材料(5人前)
タマネギ 中1/2 個。長ネギ 太めのもの一本。じゃがいも 中3個。牛乳 カップ2杯(360ml)。固形スープ 2個。パセリ 適量

作り方
1.
ネギは、縦に二つ割りにして、小口からうすくきざみます。タマネギは二つか三つに切って、端から薄切りに、じゃがいもは皮を剥いて、1センチ角くらいの薄切りにします。
2.
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深い鍋にバタ大さじ1杯をとり、ネギとタマネギを、中火で色がつかないように、じっくりと炒めます。
タマネギがしんなりとしてきたら、小麦粉を大さじすり切り1杯入れてよく合わせ、そこへじゃがいもを入れて、サッと炒めます。
水かお湯カップ4杯 (720ml) と固形スープ2個を入れて、はじめ強火で、煮立ったら弱火にして、野菜が柔らかになるまで煮ます。だいたい10分くらいです。
3.
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野菜が煮えたら、牛乳カップ2杯を加え、ちょっと煮て、塩を茶サジすり切り1杯ほど入れて味を見ます。
暑い時は、よく冷やしてから器にもり、パセリのみじん切りを散らします。熱いところをいただくのも、おいしいものです。(ここまでが原典版)
4.
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スープだけでは一品料理にならないので、今日はソーセージを加えることにしました。ソーセージは Pfälzer と呼ばれるもので身がしまり、しっかりした味がして、わたしはウィンナーよりも好きなのです。これを食べる直前に鍋に入れ、決して煮ないように、中まで熱くなるくらいで皿に盛ります。日本で売っているのと同じパセリ(Petersilie) でも良いのですが、今日はたまたま庭に植えてあった Kerbel(辞書を見るとこれもパセリと書いてあります)をみじん切りにして使いました。 

Posted: 2004年09月30日 (木) at 21:18 




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