医者の言葉は正しかった?先日(1月23日)の日記
に書いた「そういう力仕事はあなたの奥さん1人に任せたほうがいいですよ」という医者の言葉だが、あれを裏付けるような出来事が昨日あった。信じられないけれど、彼女は本当にわたしより力持ちなのかしら。
わが家の台所兼食堂には下の写真のような大きなゴミ箱(直径40cm,
高さ90cm)が置いてある。
これはかなり大きいのだが、食卓近くに置いてあっても見た目に余り邪魔にならないし、生ゴミなどの臭いも気にならない。何よりも気軽にゴミをホイホイと捨てられるので気に入っている。2重になっていて中の缶に大きなナイロン製のゴミ袋をスッポリと入れておく。これの世話はいつの間にかわたしの仕事になっていて、ゴミで一杯になったらその袋だけを取りだして、外の大きな共同ゴミ捨て箱にポイッと捨てるだけである。 ブリギッテにわたしがよく言う苦情は「ゴミ袋にギュウギュウと詰め込まないで適当なところでわたしに教えて欲しい」ということ。そうでないと一杯に膨れあがったゴミ袋を缶から取り出すのがひと苦労なことと、それを引きずってアパートの入り口にある共同ゴミ箱まで運んでいくのがちょっと辛い。 で、そんなわたしの苦情はいつも忘れられて、昨日またゴミ袋はギッシリと詰まっていた。それを取り出そうとしたがこれが出てこない。1人では無理なので、ブリギッテに外側の缶を抑えて貰ってナイロンの袋だけ引っ張り出そうとしたがビクともしない。なんだか先頃痛めた下腹がまた心配になってきた。 するとブリギッテが「わたし1人でやってみるから、あなた脇にどいてて」と言う。2人で無理なものが1人で出来るわけが無いじゃないかと内心思いながら見ていると、なんと、それほどの力を込めているように見えなかったにもかかわらず、右に左に袋を揺すったかと思うと、スッと袋を取りだした。これには彼女自身もエッと驚いたようだったが、間髪を入れずケラケラと笑い出した。「このあいだお医者さんがあなたに言ったことは本当ね」 彼女に「君自身が缶を抑えていたんだから、どんなにわたしが力を入れて袋をひっぱたかわかってるよね」と聞き直したときに、ハタと気がついた。そして多分これが正解だと思う。ナイロンの袋にゴミを一杯に詰め込んで上から押し込んであったから缶の下の方の空気が密封されて真空状態になってしまっていたのだ。わたしは単純に上下に袋を引っ張ったが、彼女はナイロンの袋を右左に揺らしながら引っ張ったから、その時に上から空気が入ってスッと袋が取れたというわけ。分かってみればなんでもないことだが、この間の腹痛事件があったものだからてっきり彼女が凄い力持ちだと思ってしまった。(^_^;) Posted: 2006年02月14日 (火) at 15:11
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