曇り空の日曜日 


曇り / 外気温12度
8時起床。明け方6時過ぎに1度目が覚めて、2度寝を楽しもうと思ったのだが、それからはウトウトしただけだった。アンナは今日は朝寝をしたかったらしく起きてこず、カローラをまじえた3人だけの朝食。天気の方は雨はあがったようで午前中は薄日の差すおだやかな日曜日。 

朝食の後片づけをしてから、ブリギッテは彼女の机に向かって、知人から依頼のあった納税書類の作成に取りかかった。これはなにがしかの家計の助けになるアルバイト。こういう依頼が数十人も集まれば外へ働きに出掛けること無く家で仕事ができるのだが、なかなかそうは問屋が卸さない。ブリギッテは大学で「社会地理学」を専攻したのだが、この分野の就職口というのはかなり狭い門である。娘たちが手が掛からなくなってから、彼女は一念発起して数年間の税理士事務所での見習いの後、「税理士補」の国家試験に挑戦して合格した。「社会地理学」とはまったく関係のない分野である。

彼女の最初の希望は自宅に事務所を持って、個人企業や小さな商店の税金関係の仕事をすることだったが、顧客を獲得するのはなかなか難しい。最近はコンピュータの税金関係のソフトウェアも数種類出ているようで、だんだん自分でやる人も増えてくることだろう。彼女の現在の仕事というのは、関税の方の仕事で、彼女の取得した資格とは若干違う分野のようである。柔軟性があるというか、未知の分野にも積極的に挑戦していく彼女の姿勢には夫のわたしが言うのも妙なものだが、頭が下がる。

昨日は全く家から出なかったので、歩数は3204歩だった。幸い、今日は雨が降っていないので朝食の後散歩に出た。いつものコースを歩いていたら、犬を連れて散歩に出ていた友人にバッタリと出会い、それからは彼女と犬のお供をしてイザール河畔を1時間以上も散歩することになった。

帰宅するとお茶の支度が完了していて、まもなく近くに住む友人の母娘がわが家を訪れた。娘はカローラと同じクラスで幼稚園時代からの親友。彼女は今週の金曜日に誕生日を迎えるので、その日には日本食を作って友達を招く計画を立てたそうだ。彼女はわたしの作る「おにぎり」の大ファンの一人でもある。(^_^) それで、その日の献立と、料理の買い物の相談をしにわが家を訪れたもの。ブリギッテが海苔巻き寿司の材料や作り方を教えた他に、わたしのBlogからジャガイモサラダ春雨としいたけと鶏肉の煮物 の2つをプリントアウトして渡した。後者の方はその場で簡単にドイツ語に訳して渡したが、もし評判が良かったら、これもドイツ語版で追加した方がよい良いのかもしれない。

それに刺激されたのか、夕食はブリギッテが日本食を作った。茄子の炒めもの、ワカメをふんだんに使ったサラダにスリ胡麻を掛けたもの、そして納豆、それから友人に戴いていた鮭の昆布巻きが並んだ。わたしは余り食べ過ぎないように注意して(日本食だとついつい食が進みます)おいしく食べた。ユリアが夜になって合宿から帰宅。彼女のために除けてあったものをおいしそうに食べていた。
明日からはまた、おだやかな春の気候が戻ってくるようなことを天気予報が告げている。 

Posted: 2005年04月10日 (日) at 22:21 




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