友人を訪ねて Ingolstadt へ

火曜日・晴れときどき曇り / 最高気温23度

ブリギッテは今日から2週間の夏期休暇を取ったので、われら夫婦の本格的な夏休みは今日からという感じがする。朝食を済ませたあとしばらくしてから Ingolstadt に住む古い友人を訪れることにした。去年もちょうど今頃に彼を訪問している。

われわれ夫婦の結婚式で証人を務めてくれた82歳の男性で、今日はわたしのリタイアを大いに喜んでくれた。冗談混じりに先輩として「リタイアした男が守るべき十箇条」というのを説明してくれてひとしきり大笑い。

朝食の前にブリギッテは今日持っていくケーキを焼いたのだがそれがホッコリとおいしそうに出来上がった。それを車の中に入れると車内が甘い空気で一杯になる。約1時間ほど走って12時ちょっと過ぎた頃に到着した。

まずはしばらく雑談を交わしてくつろぐ。その後お腹が空いてきたので Ingolstadt の街までお昼ご飯を食べに向かった。この街のようにミュンヘンから少し離れたところにあるレストラン、特にバイエルン料理は昔ながらの味が失われずに存在していてとてもおいしい。

わたしは4分の1の Ente、ブリギッテと友人は腎臓の料理を頼んだが、どちらもおいしかった。わたしの頼んだ Ente はしっかりとした味でジューシーな肉、量も充分で大満足であった。

帰路この街にある有名な教会 Asam Kirche の内部を見学してから帰宅。そして、ブリギッテが焼いたケーキで午後のコーヒーとなった。ちょっと曇り空だったけれどテラスでいろいろとおしゃべりをしながらの数時間はなんともゆったりとしてくつろげた。気がつくと6時半を過ぎている。長く楽しい午後を感謝して友人に別れを告げた。

ブリギッテはせっかくここまで来たのだから、これまで行きたくてもその機会がなかったアウトレットの店があるところへ寄って行きましょうと言う。8時には全ての店が閉まるというのでそれまで1時間ほどあるので立ち寄ることにした。

店の並んでいる入り口でブリギッテと別れて別行動ということにした。この方がそれぞれ好きなものを見ることが出来て楽しい。わたしは別に買いたいものは無かったのだが、店を回っているうちに小さなカバンが欲しかったのを思い出した。

普段はリュックザックを重宝して使っているのだが、スーツ姿の時にはやはりリュックは似合わない。財布やら iPhone を入れる小振りのカバンが必要なのである。イタリア製で PIQUADRO というメーカーの製品で気に入ったのがあったのでそれを買ってしまった。

帰宅したが2人ともお腹が空いていないので、サラミソーセージとチーズの盛り合わせを肴にわたしは Weißbier 、ブリギッテは Sekt を飲んで済ませた。

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