11月4日(水)・晴れ/最高気温19度
7時起床。昨日までの快晴に較べれば雲の多い日だったが青空が絶えることはなかった。
朝食のあとはそれぞれの役割を果たすのでそれぞれ別行動。店主夫人と二人の女性たちは昨日収穫したオリーブをプレス工場へ運ぶ。これはその年にも寄るのだがかなりの待ち時間が課される。
2人の若い男性は別荘の整理、防犯カメラの設置などの仕事を仰せつかったらしい。
わたしは店主が Physiotherapeut から戻ってくるのを待って一緒にまた温泉へ行くことにしていた。
ブリギッテは今夜のためにクリーム・ババロアを作ることにした。昨夜レストランで一緒だったロレンツォが今夕、この別荘にいる全員を自分が作るパスタ料理に招いてくれたのだ。そのデザートである。
店主が帰宅してから1時間ほど経った12時前に温泉 Terme Toscana – San Giovanni Terme Rapolano へ向けて出発。
今日は一昨日とは違ってガラガラ。それほど強くはない太陽の光の下、実にのんびりと浸かることが出来た。店主は湯の中で居眠りを始める始末で、溺れるのではと心配になって注意して見ていた。
2時40分頃に浴槽を出てシャワーを浴びる。この湯は石灰分もかなり多いのかシャワーを浴びないと全身についた白い粉状のものが落ちない。
4時ちょっと過ぎに帰宅。それから丘の向こうまで “PABLO” の散歩を兼ねて歩くというので、わたしは辞退して部屋で休むことにした。片道30分ほどの道のりだが谷越えなので運動量はかなりのもの。温泉から戻ったばかりの店主も元気に参加していた。
19:30からロレンツォ宅で食事会。典型的なトスカーノの住まいで我々が到着した時には暖炉に火が入っていて前菜用のパンが温められていた。炎というのは人の心を時に豊かにしてくれる作用がある。
オリーブの収穫を一緒にやった仲なので皆打ち解けていて最初から楽しい雰囲気。下の写真はロレンツォの調理台。彼が作った鍋いっぱいのスパゲッティ/ソースが美味しそう。
テーブルセッティングも簡素でいかにもトスカーナの感じ。
皆、昼のオリーブ収穫作業で疲れているので22時のお開きとなった。