広島 & 呉

9月24日(木)・雨/最高気温24度

8時起床。わたしにしては遅い起床。9時45分にユリアたちと待ち合わせて原爆ドーム、記念館に向かう。

天気予報では朝から雨降りという事で覚悟はしていたのだが、ホテルを出る10時頃にはどんよりとした曇り空のまま。これは幸運と思いながら歩き始める。途中のコンビニ Family Mart で食料を買い朝食とする。通りの緑地帯のベンチで食べようと思ったのだが、ここの Family Mart は腰を掛けて食べる部屋が別に付いていた。これ幸いとわたしは幕の内弁当を温めて貰って食べる。うまい!

しかし平和公園に着く頃にとうとうポツポツと降ってきた。それから原爆記念館の中に入って資料を見て回ったから雨のことはすっかり忘れていられた。わたしは数年前に長崎の原爆資料館も観ているが、改めてすべてのものに対する怒りがこみ上げてくる。涙を抑えるのが辛かった。側にユリアがいなければきっと泣いていたかもしれない。

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観終わったあとで資料館の外を見てみると相変わらず雨が降っている。これでは市内観光も出来ないから、とにかく屋根のある美術館か博物館を見て回ろうと思い、昨夜のうちに調べておいた呉の「大和ミュージアム」に行くことにした。

ところが今日はリュックザックにカバンの中身を移したとき Japan Rail Pass を忘れてしまったことに気がついた。ユリアたちには先に広島駅まで行って貰い、わたしは一旦ホテルに戻り Japan Rail Pass を持って広島駅で合流。

「大和ミュージアム」は広島駅からほぼ30分ほどの距離にある呉駅の側に立つ建物だったのでほとんど濡れることがなかった。ここは要するに戦艦・大和をテーマにしたミュージアムだから戦争高揚の雰囲気が強かったらいやだな、と思いながら観始めたのだが、そうではなかった。

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主に戦艦を作ったその当時の日本の技術力の高さと、その反対に頑迷な軍部の首脳たちが犯した過ちを対比させるものだった。ここにも特別攻撃隊に出ていく若者たちの母親に宛てた手紙がケースに入っていたが、彼達の哀れさとそこまで若者たちを追い込んでいった日本の指導者たちへの怒りとが綯い交ぜになってわたしに押し寄せてきた。ここまで足を運んで良かったと思う。

さすがに足に疲れを感じて夕方5時頃に呉を出発し、ホテルに戻る。そこで1時間半の休憩。

19時半に再びユリアたちと一緒に夕食に出掛ける。
ユリアがドイツで買った旅行案内書に載っている「つけ麺」の店に行きたいと言うので同意した。じつはわたしはつけ麺は1度しか食べたことがないのでよく知らない。

その店はホテルからも歩いて行ける「ばくだん屋」という小さなちょっと薄汚れた感じの店。わたしが過去に1度だけ食べた「つけ麺」は汁が温かかった記憶があるが、冷たい漬け汁が広島流だと言われた。

漬け汁にはゴマがタップリと入っていて注文するときに辛さを訊かれた。辛いのは抵抗力がないので下から二番目の辛さにしたが、それでも充分に辛かった。(^_^;)

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若い二人は唐揚げセットを選んだが、わたしは牡蠣フライを別に頼んだ。麵の上にはネギの極細切り、キュウリの千切り、キャベツを湯通ししたもの、それに薄いチャーシューが2枚乗っかっていて結構なボリューム。

若い二人はおいしいと言って食べていたが、わたしはやはり普通のラーメンの方がいいなぁ。あの唐辛子の辛さもいまいち受け付けない。

帰宅途中のコンビニでまたビールを二缶と柿ピーを購入してホテルに戻る。今夜はお風呂をたてて入ったが、そのあとのビールがおいしい。

広島 & 呉」への2件のフィードバック

  1. 広島市内は横浜へ来る数年間住んでいました。
    昭和26〜28年位の記憶ですが原爆の傷跡を見ることは
    ありませんでしたが整備される過渡期で随分懐かしく
    読ませてもらいました。

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