雪と雨の一日

4月28日(金)・雪のち雨/最高気温3度

6時半起床。

いや〜、寒い一日だった。冬が舞い戻ってきた感じ。

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朝から雪が降り続いた。今日は義母が出席を予定していたある集会があったのだが、わたしは止めたほうが良いんじゃないかとブリギッテに進言してみた。

このお天気だし、わが家の車は既に夏タイヤに交換している。それに集会は10時過ぎから始まり昼食を取って14時頃まで続く長丁場。義母の様態は最近アルツハイマーの兆候を見せているし下の方も心配である。

しかしブリギッテは別の意見で「毎日家の中に座っているばかりでは母の様態は悪化するばかりだから、出来るだけ外に連れ出さなくては」というもの。それは理解できるけれど他の人に掛ける迷惑も考えなくてはならないとわたしが反論。わたしが言う他人への迷惑というのは主に下の方に関する事なのだが、結果は押し切られた。

雪の降る中を義母とブリギッテ、車椅子を乗せて出発。今日の会場近辺は駐車が困難なのでわたしは送り届けてからいったん帰宅する。いろんな事を心配しすぎたせいか、グッタリと疲れてしまった。

午後2時半頃にブリギッテから電話連絡があり迎えに来て欲しいと言う。相変わらず雪が降り続いていたが、幸いにも路面は凍結はしていなかった。

義母を自宅に送り届けたあとわたしはたまらずベッドに入って昼寝。ブリギッテもさすがに義母の同伴で疲れたのか、やはりベッドに入って睡眠を取る。彼女は昨日から風邪をひいているからなおさらである。

夕方7時から独日協会主催の映画会が GASTEIG であった。ブリギッテの切符も取ってあったのだが、さすがに彼女の方から「今日は行かずに静養する」と言ってくれたので一安心。

今夜の映画は花いちもんめ (映画) というアルツハイマーをテーマにしたもの。その内容が現在のわたしの環境にオーバラップするものでかなり重い。観ているうちに、もしかするとわたしも主人公のようになってしまうのでは、という恐怖感すら感じた。

映画が終わったあとも場内の空気はいつもとは違ってシーンとした空気感が漂う。観に来ていた人たちの年齢層が高かったせいもあるのだろう。それにしてもこの映画が作られたのが1985年(32年前)で、その頃すでにアルツハイマーというのは大きな問題だったのだということに驚く。

演じている俳優達の何人かが( 千秋稔、加藤治子、内藤武敏、神山繁)もう鬼籍に入っているというのもなにやら寂しい。

外に出ると身体がぶるっと震えるような寒さ。

雪と雨の一日」への4件のフィードバック

  1. 女性は一度決めたことには頑固にこだわることが多くなりますよ。
    そのくせ「私は何事もこだわらない」と堂々と言いますね(^_^;。
    人にもよりますが男の方が臨機応変に動くと思います。

    ここ数年で仏の心に開眼しましたよ。

    • 女性に言わせれば同じような返事が返ってくることでしょう。(笑)
      まあ、女性の方がいろいろな意味で生命力が強いですね。

  2. 日本では、有吉佐和子の「恍惚の人」が出たときに、そのタイトルがアルツハイマーを指す言葉として流行したように、70年代から社会問題だったんですよね。
    健康で長生きできることは良いことですが、平均寿命が長くなると、その社会が抱える問題になるのでしょうね。

    • 最近は自分がアルツハイマーにならなければいいが、と不安を感じています。しかし、こればかりはねぇ。(-_-;)

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