11月4日(月)・曇り/最高気温18度
7時半起床。今日は、今回のトスカーナでの主目的であるオリーブ収穫。8時から開始ということで身支度を調えた。朝食はそれぞれが個別にお茶、コーヒーとパンをとっただけで作業開始。イタリア人の作業員も3人加わって男子6人、女子3人での作業となった。
去年も書いているがオリーブの下にネットを敷いてオリーブ収穫用の櫛を使って実を木から削り落とす。一本の木になっている実が全て下に落とされたあとで魚を捕るのと同じように溜まったオリーブの実をプラスチックのケースに溜めていく。今年は約350kgの収穫だった。
木から木へと移動して同じ作業を行い昼食前には完了。店主夫妻と家政婦さんを混え12人での昼食。
わたしはそのあと疲れでベッドに横になったらいつの間にか眠ってしまった。その間にブリギッテはまたコンポストの重労働をしていたらしい。わたしもそれに加わって日が暮れる17時まで一緒に作業。これはスコップを使ってコンポストの腐土を移動するという単純作業で純然たる肉体労働である。まだ肉体の衰えはそれほど感じないがこういう作業が出来ないような日がいつか来るのだろうなと思いながら汗をかいていた。
日が暮れてから今日一緒に作業をしたドイツ人の男性2人とビールで喉を潤す。1人のドイツ人がミュンヘンから Tegernsee Bier を1ケース持ち込んできていたのだ。 やはり汗をかいたあとのビールは甘味さえ感じられて最高である。(^_^)
暗くなってしばらくしてから雨が降り出した。全ての作業を終えたあとで本当に幸運だった。
夕食はまた車二台に分乗してレストランへと向かう。夕方から降り始めた雨が雷を伴ってかなり激しい勢いだった。そこは昨年も行ったOsteria il Granaio という店。今日も総勢8人での賑やかな食事となった。
帰路は雨も普通の降りになって23時過ぎの帰宅。今日は朝から肉体労働をしたのできっとよく眠れるだろう。
中間シーズンのトスカーナは魅力ですが、しっかり仕事をされたんですね。
なるほどオリーヴの収穫は「摘む」のではなく「落とす」感じなんですね。
私は9月末にワイン用のぶどう摘みを初めて体験しましたが、暑い晴れの日で1時間程度でしたから、大地との直接コンタクトを回復したようで快適でしたが、一日中毎日悪天候の日もとなると相当シンドそうです。
専用のハサミで房を一つ一つ切り指で不良の実を落とす単純作業ですが、ハサミの先を忘れずにしっかり見るようにしないと、ついうっかり指を切りがちと注意されました。
オリーブの木に登ってみて思ったよりも弾力があり折れにくそうなのは新発見でした。
葡萄の収穫の方が肉体的にも技術的にも難しそうですね。飲む楽しみだけにします。(笑)
オリーブの収穫はすぐにプレスして出てくるオイルを味わえるのが嬉しいですね。
飲み物、食べ物は如何に鮮度が大事かということを痛感します。