12月20日(日)・快晴/最高気温16度
6時半起床。今日はブリギッテの勤め先のクリスマス・パーティがあった。例年だと土曜日の夜なのだが今年は子供達も参加してのお昼開催という事になった。わたしにとってはこの方が嬉しい。
普通、夜から始まるパーティはクリスマス・パーティに限らず、大抵午前2時頃まで続くことになってパーティの次の日、わたしは大抵死んでる。
しかし、今日は日曜日ということで義母とのブランチもある。それを欠かすのも悪いからといつもの9時半を8時に繰り上げて朝食をとった。義母を送りがてら集合場所である Nationaltheater 裏の Marstallplatz へ。
そこから二台のバスを連ねて、ミュンヘン郊外にある Teegernsee 湖畔のレストラン Gut Kaltenbrunn へ。そこの2階を貸し切って行われた。
われわれが到着した12時頃のお天気はピーカンの素晴らしいものでしかも暖かい。
バイエルン風の歓迎はアコーディオンとムチ音。このムチの音がかなり激しい音。それを聴きながらカナッペと SEKT、ジュースのアペリチーフ。そのあとレストランの中に入った。
今回は食事の前に子供達のクリスマス音楽の演奏があり、それから大人たちの食事会場と子供達のそれとに別れて食事が始まった。
前菜:鱒の燻製とチッコリーニ、果物を入れたパンを炒ったもの
主菜:パリッと焼けた鴨肉半羽、リンゴ入り青キャベツ、栗(写真では肉の陰になっていて見えない)、ジャガイモの団子
デザート:ケシの実入り団子をマルメロジュースに浮かせ、クルミの粉と蜂蜜をかけたもの。
嬉しかったのは一昨日からズキンズキンしていた歯痛が前菜を食べる前になって嘘のように消えてしまったことだった。そのおかげでもりもりと食欲が湧いてきてこの料理をすべて平らげた。もちろんワインも一緒である。
ミュンヘン市内のレストランと違って郊外のレストランというのはとにかく量が多い。今日もわたしの両隣の若い人たちが食べきれなくてメインの鴨肉を残したのに、わたしはペロリ、だった。
小さな子供達がいるということで夕方4時頃にお開きとなり、そこから腹ごなしに湖畔の周囲を向こう岸まで歩いてそこで待っているバスに乗りミュンヘンに戻るという日程だった。
歩いているうちにだんだんまわりが暗くなってきたが、その途中には屋台がしつらえてあり、この季節特有のグリューワインと焼き栗が供されるという心憎い演出。
わが家に帰宅したのは20時前という早い時間。すべての面で今日のクリスマス・パーティは楽しく満足のいくものだった。
南バイエルンの冬の空気と光が直に感じられる素晴らしい天気と写真ですね。
確かに歯痛も吹っ飛びそうな。飛んで行きたくなります・・・。
こういう環境で会社のパーティーを比較的簡単にできるのはミュンヘンの特権ですね。経営者さんの度量と戦略にも感心させられます。
写真が脳幹にインパクトを与えたと見え、昨晩は変テコな夢を見ました。
南独の山稜・湖水地域で帰りのバス停を探してひた歩いていたら、突然鉄道駅が現われ窓口職員はなぜか日本人男性。「次の列車は代々木直通」とか言うので「品川あたりで降りれないか」と言ったら、「その次の反対方向の列車に乗れ」とか言われ、不思議に思いながらも「切符をくれ」と言ったら、その職員氏は切符発行機がうまく扱えず待たされてる間に列車に乗り遅れてしまい、「今日の列車はもうありません」と告げられて途方に暮れているというものでした。何なんだろう(笑)。
面白い!夢分析をしてみたくなります。(笑)
これまでのクリスマスパーティはいつも夜から始まる長いものだったので、その対比が新鮮でした。経営者夫妻も幼い孫を持ってみて初めてクリスマスと子供の日常とのすり合わせ方を考慮したのでしょうか。歳をとって深夜までのパーティが負担になっていたわたしにも嬉しいことでした。
書き忘れましたが、この異様な暖冬はちょっと気味悪いけれど、とにかく助かりますね。
つい先日、ベルリンの暖かさはナポレオンが侵攻してきて以来最高の暖かさだとか読みましたが、娘に「その頃の記録が残っているの?」と訊ねられて、わたしも疑いを持ちました。(笑)
わたしも暖冬は大歓迎です。