“Die Entführung aus dem Serail” を観た

7月9日(土)・晴れ/最高気温27度

7時起床。
今日も晴れ。朝食のあとブリギッテが義母と一緒に買い物に行くのを待ってウォーキングに出掛けた。出掛けた時間が9時半といつもより遅かったから、太陽はもうかなり高く昇っている。20分ほど歩いて「このまま歩き続けたら熱中症になるかも」と心配になるほどの暑さだった。それでいつもより短いコースを選び六千歩で今日は終わる。

帰宅後ゆっくりとシャワーを浴び洗髪してスッキリとする。昼食は久しぶりに野菜タップリの焼きそば(生姜、ピーマン、白菜、豆)を作って食べた。ブリギッテが買い物から戻ったので車から家の中に運ぶことを手伝ったあと昼寝。

今夜は我が家から車で30分ほど走ったところにある村でのオペラ公演 “Die Entführung aus dem Serail” を観に行く。6月11日(土)に小さな劇場で聴いた若いテノールがベルモンテを歌うというのでブリギッテが切符を買っていた。

会場は一面見渡すばかりの畑の真ん中に建つ農機具倉庫。最初は気がつかずにそこを通り越して数キロメートル走ってしまい引き返してきたから開演5分前に到着。いちおうオーケストラ伴奏で、もちろん舞台装置はほとんど無しで、後ろの壁を動かすことで臨場感を出していたが、これはなかなか面白かった。下の写真は開演直前の舞台。

IMG_2980

オーケストラは Kammerorchester Oberhaching というアマチュアの団体。クラリネットがやたらと外すので参った。合唱は素人の Kammerchor Oberhaching と地元の学校の生徒達。ソリスト達は総じて男性陣の方が安心して聴いていられた。Konstanze,Blonde を歌ったソプラノ2人はちょっと???。要するにソリストとオーケストラの一部にプロを入れたアマチュア音楽家達の催し物なのだ。

それが頭に入っているとどうしてもソリスト達の歌唱を重点的に聴くことになる。 “Die Entführung aus dem Serail” は遙か昔のオペラ研究生だったときに勉強した曲だったからかなり批判的に見ている自分に気がついた。(^_^;)

オスミンを歌ったバスは音程もしっかりしていたがいかんせん声が小さい。プログラムを見たらもう若くはないバイエルン放送局の合唱団メンバーだった。テノール二人は方向がちょっと間違っているんじゃないかな。でも、ドイツのテノールにはよく見られるタイプ。

帰りの車の中で、これって「道化師」の舞台風景そのものじゃないか、ということに思い当たった。(^_^)

22時過ぎに終了して帰宅。

“Die Entführung aus dem Serail” を観た」への4件のフィードバック

  1. “Die Entführung aus dem Serail” は社会学の先生がドイツで上演されるオペラとしては極めて頻度が高いと書かれていました。とはいえ,二期会,藤原でも外来オペラでも上演されること少なく,11月に日生劇場で上演されるということでチケットを購入しました。
    Okobay さんのこの日記で事前レクチャーの申込みに間に合いました。
    ありがとうございました。

    • 楽しく、素敵な曲が目白押しですから歌手さえ揃えばとても楽しめると思います。お役に立てて幸いです。

  2. お久しぶりです(^_^)。

    大昔アマチュアの方と一緒にやったセッションを思い出しました。本人は大真面目にやっているので、こういう芸風もあるかなという感じで納得しましたが、再び一緒にやることはなかったです(^_^;。

    • アマチュアの方と一緒にやるのは楽しい反面で怖いところもありますね。自分の力量不足がもろにでてしまう気がします。(^_^;)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です