久しぶりに Nationaltheater へ。 DIDO AND AENEAS … ERWARTUNG という 「ディドとエネアス」を柱にしたもの。実はこのお話も詳しくは知らないので Wikipedia を読んでから家を出た。
わたしには Henry Purcell は退屈に感じたが、後半の Schönberg の音楽の方がスンナリと違和感なく受け入れることが出来た。最初は英語で、後半はドイツ語での上演だったからかもしれない。
主役の Dido を歌った Ausrine Stundyte は Henry Purcell を歌ったときには詰まったような高音に感心しなかったけれどそれは歌唱スタイルが合っていないということだろう。 Arnold Schönberg の時にはそれが全く気にならなかったし叫ぶような突き刺さる高音がむしろ利点となっていた。圧倒的な表現力!
この演出も映像を使ったものだったがわたしにはやはり舞台全体の調和と音楽を壊しているような気がしてならなかった。
休憩無しの1時間45分という短い上演だったがかなり疲れた。