2023年10月6日(金)・快晴 / 最高気温21度
8時起床。
今朝もゆったりとした朝食。外は快晴。さて、今日はなにをしようか。一度聴いて印象に残ったポッドキャストを聴きながら朝のトーストをかじった。
そのポッドキャストは「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」で認知症に関係する本の紹介だった。特に童話作家の宮沢賢治に関する考察は興味深かった。この著者が「もしかすると宮沢賢治ってレビー小体型認知症の病の人だったのではないだろうか?」と書いているのには不思議に納得した。続いて彼女は「もしかすると病は才能かもしれない」と書いている。このポッドキャストを聴いてわたしはすぐに電子書籍で販売されている「できる」と「できない」の間の人をダウンロード購入した。著者は樋口直美さん。
宮沢賢治については強烈な思い出がある。まだ小学生だった頃、ある夏の夜、校庭で野外映画会があった。上映されたのは宮沢賢治の「風の又三郎」。蒸し暑い夏の夜、校庭に設置されたスクリーンの上に映し出された白黒の映像は、わたしには不可解で居心地が悪かった記憶しかない。ときおり吹いてくる風にはためく布製のスクリーンがその映像を思い切りゆがんで見せたせいかもしれない。それ以来わたしは「宮沢賢治」という作家の書くものに拒否反応を起こした。
午後からはゆったりとした時間を過ごすことが出来た。
夕方、 Rosenheimerplatz まで Tram で出向き、ちょっとした買い物をして帰宅する。今日はこれが唯一の外出だった。明日はブリギッテが戻ってくるので、それまでの時間を大事にしたい。