3月24日(月)・小雨、小雪/最高気温5度
7時起床。今日も身体を動かすことのない無為の日を過ごしてしまった。朝からみぞれ混じりの雨が降って気温も5度を超えることはなかった。途中でアラレが降ったりして、それが春の近づくのを感じさせたり・・・・。
午前中は今夜聴きに行く演奏会の曲目の予習に費やした。今夜のプログラムは下記の通り。
Hilary Hahn in München
Brahms Konzert für Violine und Orchester D-dur op. 77
Bruckner Symphonie Nr. 3 d-moll
Sinfonie-Orchester des Hessischen Rundfunks
Paavo Järvi
ブラームスのヴァイオリン協奏曲はまだしもブルックナーの交響曲3番はあまり記憶に無い。調べてみたらLPが一枚とCDが一枚棚に見つかった。LPは Karl Böhm:Vienna Philharmonic Orchestra で CDは Carl Schuricht: Vienna Philharmonic Orchestra という2枚。CD の方を2度ほど繰り返して聴いたがなんだか印象が残らない。
ブラームスの方は Yehudi Menuhin/Berliner Philharmoniker/Rudolf Kempe をこれも2度繰り返して聴く。
昼食は久し振りにタマネギとハムを入れたオムレツを作り味噌汁を添えて食べる。そのあと本を読み始めたが眠気がさしてきて1時間ほど昼寝。
末娘が作った誕生祝いのケーキを解凍してあったので目が覚めてからそれを食べながら本を読み進める。友人から借りた本で「ひまわりの祝祭」(藤原伊織 著)というわたしにとっては初めての作家。ちょっと村上春樹のトーンに似たものを感じる。
7時過ぎに家を出て今夜の演奏会場・ガスタイクのフィルハーモニーへ。寒い!
会場でブリギッテと待ち合わせしていたのだが、彼女は既に到着していてわが家の近所に住む友だちの女性と立ち話をしていた。
初めてのヒラリー・ハーンは想像していたよりもおばちゃんになっていて写真から想像していた少女らしさは全く消え失せていた。(^_^;) ブラームスのコンチェルトはほぼ想像していたとおり。オーケストラの編成も小さかったせいか音の密度が薄いような気がした。アンコールに弾いたバッハの小曲は弱音の美しさが素晴らしかった。
ブルックナーは午前中の予習ではその良さが分からなかったので、退屈だったら嫌だなと思って臨んだのだがその危惧はよい意味で裏切られた。全曲を通して分厚い響きが支配し、しかしピアニッシモとフレーズが空間に消える余韻が素晴らしい。
時に洗練されているとは言えない舞曲が出てきてわたしは内心ニヤリとしたりする余裕も出てきた。カルロス・クライバーがこの曲を振ったとしたらどんな表情で指揮するのだろうなんて考えてしまった。「目黒の秋刀魚」じゃないけれどブルックナーはナマに限る。(^_^)
心配していたブラボーのフライングは今日は許容範囲。最後の音が消えてから少なくとも3秒ほどは静寂が支配していた。
Livestream vom 21. März 2014が
http://www.hr-online.de/website/rubriken/kultur/index.jsp?rubrik=2021
で聴くことできましたした。ブラームスは良い演奏です。
日本のオーケストラではこれほど進んだところはないようです。
放送交響楽団だからでしょうか?
演奏会に限らずテレビドラマなども放送後しばらくはインターネットで見ることが出来ます。これはありがたいですね。