今夜は久しぶりのオペラ。
約半年ぶりにオペラを歌うという Jonas Kaufmann だが、劇場に着くまで本当に歌うのかどうか疑っていた。^^; 配役などは下の通り。
わたしはこのオペラを観るのは始めて。テノールの2つのアリアはさすがに知っているけれど自分の声には合わないから学生時代から歌ったことはない。
ソリスト陣は皆よい味を出していたし、合唱もなかなかの仕事ぶり。しかし一番感心したのは演出・舞台。しばらく振りに Nationaltheaterの大きな舞台裏の全てを使い切ったオペラを観た。大がかりな舞台装置が文字通り「縦横無尽」に転換していった。かなりお金も掛かっていると思われる。
主役3人は現在では世界でもトップクラスの出来。それぞれにまったく危なげのない歌唱で、聴いていて純粋にそれぞれの役にのめり込めた。下のカーテンコールの写真はブリギッテが彼女の携帯で写したもの。あまり画質はよくない。指揮者が出てきたときには一瞬シノーポリかと思ってしまったほどよく似ている。
バイエルンはいつも通りコンツェルタントですが、この演目持って月末にシャンゼリゼに来てくれるので楽しみにしています。
ソプラノとテノールがキャンセルしないことを祈りますが。
彼は1月のパリのローエングリンは予想に反して全回歌ってくれましたが、彼女は昨シーズンのパリの「ばら」は予想通りキャンセルしてくれましたから。
当方は5月のミュンヘンのタンホイザーは切符入手に失敗しました。
私の周りの仏人常連もアウト。
まあその頃は忙しくなりそうなので、良かったようなもんかも知れないのですが。
それは楽しみですね。(^_^)
今回の演出は、見方によってはそのときに歌っている歌手への集中を妨げるときもありましたから、コンツェルタントの方が楽しめるかもしれません。
この写真で見ると本当にシノーポリの亡霊ですね。^^;
書き忘れましたが、ほんとシノーポリの亡霊登場の感ですね。