6月22日(木)・快晴/最高気温33度
7時起床。
ミュンヘンにしては「猛暑」と言える。30度越えの日はこれまでにも数日あったけれど今日ほどの暑さは記憶に無い。庭の草花も青息吐息でかなり萎れてしまっていた。
10時前に義母の用件で Tram で二駅のところまで歩いて往復(25分ほど)したのだが、この時間ではまだちょっと汗を掻く程度だった。
しかし正午になったらもう外で立っているのが辛いほどの暑さ。家の中に閉じこもった。
昼食はうどんを茹でて 「冷やしうどん」にし、 だし巻き卵とブロッコリーの茹でたのを添える。こう暑いと冷たいうどんがおいしい。
ブリギッテの風邪はまだすっかり良くはなっていないけれど、なんとか起きていろいろなことをしている。
20時から GASTEIG でバイエルン放送交響楽団の定期公演8回目(今シーズン最後)があって出掛ける。19時過ぎに家を出たのだが、この時間でもまだまだ外は暑い。こちらの Tram には冷房装置など付いていないので蒸し風呂状態。幸い乗っているのは20分ほどだからなんとか耐えられた。
会場について見回してみてもネクタイを着用している男性は皆無。わたしももちろんシャツ1枚である。それでも客席に着席するとエアコンが効いていてホッとした。
客の入りはこのお天気だからさすがにチラホラと空席が目立つ。加えて、わたしの席から見下ろすと今夜もやけに白髪頭が目立った。クラシック音楽の世界はドイツでも将来の展望が暗い。
当地は火曜35℃、水曜37℃、木曜36℃と凄まじい猛暑。
まあ日本では当たり前ですけどね。
03年8月に39℃が4日だか続いた時も文字通り寿命が縮まった思いでしたが、6月にこの猛暑はまったく異例で、パリは史上最高に暑い6月だったとか。03年はドイツも確か同じでしたね。
バスティーユのオペラ座は冷房がしっかりしているのを思い出し、フリでカルメンに行ってみました。案の定この猛暑に並んだ人は少なかったようで、当日売りの安い券が開演直前でも数枚残っていました。
さすがにネクタイは珍しかったけど上着はおってる人は結構いましたね。
以前の経験でこういう時には半パンでやってくるおっさんや兄ちゃんが結構いるのは分かっていたので、私も半パンで恥ずかしくありませんでした。
パリの地下鉄は最近は一部路線は冷房が入っている印象を受けます(未確認)。バスも一部路線は入っています。マルセイユのバスやバルセロナの地下鉄は完備していて驚き。
日本も最近は在京オケ定期でも客の高齢化が目立ちます。
日本も例外ではなくなってるんですね。
昔は外来演奏家から「若者ばかり!」と羨ましがられたものでしたが。
35度〜37度とはさすがパリ!(笑)
こういう日はじっと頭を低くしてやり過ごすしかありませんね。暑さを逃れてオペラハウスへ行くというのは素敵なアイデアです。
昨夜の GASTEIG ではさすがに短パンは見かけませんでした。^^; ミュンヘンはその点、まだ保守的です。わたしはいちおう上着を持っていったのですが、自分で着ることはなく、風邪の治りかけのブリギッテが演奏中は羽織っていました。休憩後、席を変わって下の方の席に移ったらずいぶん冷房が効いていたので上着があって良かったです。インターネットで日本の演奏会情報などを見ていると、最近の日本のオーケストラは技術面で飛躍的に良くなっているそうです。これに次の世代の聴衆が食いついて育ってくれると良いのですが。