日本滞在最後の日

4月30日(火) ・曇り一時小雨/ 最高気温22度

7時起床。いよいよ日本滞在の最終日となった。今回は葉山での散骨式、箱根での兄姉との集まりまでは予定が詰まっていたが、そのあと1週間ほどはゆっくりできたのでずいぶん長く日本にいたような感じがする。そろそろ家族のいるミュンヘンに戻りたくなっている。(^_^;)

ゆっくりと朝のシャワーを浴びてから朝食。そしてこのホテルの近辺の古銭商をネットで検索してみた。長女の彼が古銭に興味があるとかで,まもなく誕生日を迎えるので彼にプレゼントを買ってきてくれとブリギッテに頼まれていた。しかし、店に行ってみるとその古銭商は買い取りはするが販売はしていないようだった。それでも親切に「寛永通宝」とか「天保銭」とかの売りものにならない貨幣を無料で渡してくれた。(笑)

ホテルに戻る頃になって風が強まり小雨が降ってきた。天気予報では午後から雨になるということだった。部屋はまだお掃除の最中だったので2階の Starbucks でコーヒーを飲みながら新聞の朝刊をじっくりと読む。

午後は少し怠く感じて昼寝をしようかと思ったが、日本滞在最後の日だと思うと勿体なくてそれは止めた。眠気覚ましに3時過ぎに大浴場へ行く。数日ぶりに大きなおふろに浸かったがやはり疲れが取れるような気がする。平日の午後にもかかわらずけっこうな人数の客だった。このお風呂はホテル客以外にも外部からの客がかなり多いのだ。

5時過ぎにホテルを出て最後の買い物を数点したあと、少し早かったけれど夕食を食べに大井町駅の向こう側に「鰻」を食べに行く。これもウェブで検索して出てきた 三代目 むら上 というお店だったが少々期待はずれだった。どうしても鰻が食べたいと思ったわけではなく「そういえば鰻を食べていなかったな。せっかく日本に来たのだから」と思って食べたに過ぎないからあまりガッカリもしなかった。

夜はカバンに荷物を詰める作業。雑誌とか本を購入したので来たときよりも重くなったけれど,今回もなんとか20Kg以下に納まりそうだ。次回,日本に帰ってくるのはいつだろうか。

新橋から御徒町まで歩く

4月29日(月)・晴れのち曇り/ 最高気温22度

6時に目覚ましを掛けておいた。昨夜はかなり満腹のまま就寝したのであまりお腹も空いていない。そこで朝食はこのホテルの2階にある Starbucks のサンドイッチとコーヒーで済ませた。

折からの好天気を利用して新橋ー銀座ー日本橋ー室町ー神田ー秋葉原ー御徒町を歩いてみた。思ったより距離がない。今日歩いたところは全て平地で坂もなく、おまけに銀座は祝日の歩行者天国だったからとても気持ちが良かった。

途中、銀座の Apple Store に立ち寄りたまたま Theater でやっていた iPad のレクチャーを聞いてくる。ほとんどはわたしにとって新しいことではなかったが、それでも一つか二つ「ヘェ〜」と思う説明があった。マック好きには銀ブラ(古い表現か)で疲れたときなどここの座り心地のよい椅子で疲れた足を休めながらマックの話を聴けるのは最高!しかも無料と来ている。だがあまりの気持ちよさに眠り込まないように注意しなくては。(笑)

そこを出て今度は伊藤屋(文房具店)の仮店舗に立ち寄り面白そうなものを二つ三つ買う。そこを出て再び御徒町まで気分よく歩いた。今回の日本では妙に「トンカツ」が食べたくて仕方がない。今日は本来なら友人から教えていただいた「ぽん多」に行くはずだったのが、予定を急遽変更してこれまた別の友人が勧めてくれた「井泉」という店にした。ここも悪くはなかったけれどごく普通のトンカツ屋という感じ。先日食べた秋葉原の「丸五」と較べると落ちる。やはり「ぽん多」にすべきだったか。次は必ず「ぽん多」に行こう。

帰りは御徒町駅から電車でホテルへ戻った。さすがに疲れて1時間ほどの昼寝。夕食はあまりお腹も空いていなかったが三度になる「立ち飲み屋」にてマカロニサラダを魚に生ビールを一杯。ここはもう病みつきになりそうだ。(笑) そこを出たあとは隣のこれも少々汚いラーメン屋で餃子と小ライスを食べて締める。

今日は久しぶりに一万歩を超える歩数が出て満足。

今夜も立ち飲み

4月28日(日)・晴れ / 最高気温20度

6時起床。ずいぶん早く目が覚めてしまった。そのまま起きてしまう。朝風呂に入ろうかなと思ってホテルのフロントに入浴券を買いに行ったら「9時からですよ」と言われてちょっとガッカリ。

また「すき屋」にて朝食をとり、そのあと Starbucks でコーヒーを買って部屋に戻る。昨夜電話をして不在だった友人のO氏に連絡を取り昼食を一緒にする約束をした。11時半に大崎駅北口にて待ち合わせ。そのあと駅の近くの寿司屋に入りランチをご馳走になる。小さな湯飲み茶碗の大きさに入った「茶碗蒸し」が出てからお寿司になった。ちょっと量が少ない気がしたが¥1300円だからそんなものだろう。昼食にお寿司というのもどことなく贅沢感があって嬉しい。

ホテルに戻ってから散骨式で写した写真をO氏に渡すため、USBスティックに入れたファイルをヤマダ電機で印刷しようとしたがどうもうまくいかない。諦めて部屋に戻り1時間の昼寝。16時半の目覚め。

夕食は強い風の吹く中を昨夜試してみて気に入った、大井町駅を挟んだ向こう側のゴチャゴチャした店が並ぶ通りに再び出掛けた。昨夜と同じ立ち飲み屋で煮込み、ポテトサラダ、アジフライなどをつまみにしてビール、チューハイ、を飲み、、今夜も最後は中華そばで締めた。今夜は初めて「チューハイ」なるものを試飲してみた。この店が大衆的で値段も安いからなのか飲んでも焼酎の味が感じられなく、チューハイってこんなものなのかと思っていたらホテルに戻って暖かい部屋に入ってそれが効いてきた。(笑) そのまま気持ちよく就寝。

飽食の1日

4月27日(土)・晴れ / 最高気温21度

7時半起床。5時頃に1度目を覚ましてそのあとまた寝入ってしまった。カーテンを開けるとまばゆいほどの光。さて、今日は何をしようかと考える。特にしなければならないこともない。ドイツに持って帰るものを考えているのだが何を買っていったら良いのやら頭に浮かばない。ブリギッテにメールを出して訊ねても,特に無いという。

IMG_5126午前中は大井町駅付近の散策をすることにした。日本に戻ってくるとこのホテルが定宿になっているのにこの辺の地理にはほとんど知識がない。カメラを持ってブラブラと出掛けてみた。まあ、これといって面白い街でもなく午前中の明るい光の中で見ても少々猥雑な感じがする。これが夜だったらまた違った雰囲気になるのだろうか。途中の交差点で年配のご婦人が信号待ちをしていてその和服姿が美しかったので後ろから撮らせて貰った。これってちょっとグレーゾーンの行為かな。(^_^;)

友人から先日教えて貰ったトンカツのおいしい店で昼食を取ることを思いついて電車に乗る。教えて貰ったのは次の3軒。ドイツにいるときから今度帰国したときには分厚いが内部まで柔らかくジューシーなトンカツを食べたいと思っていた。(笑)

丸五 まるご – 秋葉原/とんかつ [食べログ]

ぽん多本家 ぽんたほんけ – 御徒町/洋食 [食べログ]

とんかつ いもや 二丁目店 – 神保町/とんかつ [食べログ]
 
IMG_5131土地勘のある街でホテルから近いということでまずは秋葉原の丸五で食べることにした。お昼時を少し過ぎてはいたが小さな店は満員。「特上ヒレカツ」を注文。たぶん低温でじっくりと揚げているからだろう、おいしそうなトンカツがわたしの目の前に出てくるまでには10分ほど待たなくてはならなかった。そしてそのおいしさと柔らかさは評判通り。今回は油分のほとんど見られないヒレカツそれも特ヒレカツだったから、スイスイとお腹の中に消えていき、この2倍の大きさでも軽くいけるのではないかと思った。(^_^) 大満足してホテルに戻る。

朝から出歩いていたのと気温もけっこう高かったから部屋に入ると眠気が差してきた。ベッドに入り1時間ほど眠る。夕方は上野の鈴本演芸場に落語を聴きに行く心づもりだったのだが、喉に痒みを感じて少し風邪の兆候が見え隠れするので大事を取ってそれは中止にする。この時期は風邪なんだか花粉症なんだか判断のつかない症状になることが良くある。夕方に大浴場に行って1時間ほど湯に浸かっていたらその症状も消えた。

夕食は残り少ない日本滞在を心おきなくと、暗くなってから駅を挟んだ向こう側に立ち並ぶ飲み屋街に足を運ぶ。まずは満員の立ち飲み屋にて煮込みとポテトサラダをつまみに生ビールを一杯。ここは本当に立って飲む店でなんだかとても懐かしい。禁煙ではないのでたばこの煙だけがちょっと嫌だった。次に数軒先の回転寿司屋で6皿ほどつまみ、最後は中華そば(ラーメンではない)で締めた。これだけ食べるとさすがに満腹。今回は帰国したときに数人から「痩せたんじゃない?」と言われたので少し太ってドイツに戻ろうと思う。(笑)

夜は飲み会

4月26日 (金)晴れのち曇り/ 最高気温

今朝は6時少し前に起床。すぐに露天風呂へと向かう。今日は朝から素晴らしい天気で明日もこれが持続するようだ。今回は最初の日だけ雨に降られたが次の日は観光もできて幸運だった。8時少し前に兄、姉夫婦と誘い合わせて朝食へ。朝食バイキングのメニューは昨日とほとんど同じ。これを3日続けて食べるのはやはり飽きるだろうから、2泊がやはり一番効率的で楽しめて手頃な宿泊数だと思う。

IMG_5053食事が終わったあとチェックアウトまでの時間をホテルの中庭の写真を撮る事にした。折からの新緑が美しく何枚も写してはみたが新鮮な緑をその美しいままにカメラで取り込むのはわたしには無理なようだ。しかし、そこはデジタルカメラの利点でもある「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」で設定をいろいろに変えて写してみた。あとでMBPに取り込んで大きな画面でみてみるとこれならまあまあかなと思える写真も数枚あるものだ。

10時にチェックアウトして箱根湯本の駅までホテルのマイクロバスで向かう。たいした距離ではないが兄は徒歩で行くのを嫌がった。歩くのが嫌ということではなく道路が狭いから車と接触したりする事故が怖いということだ。確かに歩いてみると車が歩行者とスレスレに走るので時々危険を感じるときがある。

箱根湯本の駅から姉夫婦が下車した大船まで兄の面白おかしい語りが続く。今回はわたしが兄を東京駅発の高速バス停まで送っていくことにした。14:00発のいわき行きに乗るところまで見届けてそこでお別れ。露天風呂にも満足したし昨日は雨に降られることもなく箱根を歩くことも出来たので今回の旅は満足すべきものだった。

ホテルに戻る途中、有楽町駅で下車しビックカメラでわたしが忘れて行ったポイントカードを受け取ってくる。そのままにしておいてもよかったのだが、連絡先に登録しておいた姉に迷惑が掛かるから受け取ることにした。そしてホテルへ。狭いけれど勝手知ったる部屋で横になれるのは落ち着く。

IMG_2552夜は若い人たちとの飲み会。 google + を見ていたら友人が飲み会をしたそうな雰囲気だったので参加表明。結局、ドイツから戻ったわたしを囲む会のような形になり、お忙しい方々にそれも金曜日の遅い時間に集まっていただいて申し訳ないと思う。今回も音楽にまつわる話に花が咲き、おいしいものを食べ、おいしい日本酒を飲み、午前0時近くの散会となった。外へ出てみるとかなりの人出で、酔っている人も多くさすがに新橋地区という感じがする。

IMG_2553驚いたことに帰りの京浜東北線はこんな時間なのにまるで朝夕のラッシュアワーのような混みよう。金曜日の夜ということもありそして明日からゴールデン・ウィークが始まるからだろうか、街にはウキウキした喧噪感が溢れていた。わたしも少し酔った。

箱根・2日目

4月25日 (木)・曇りときどき晴れ / 最高気温22度

7時半起床。箱根、2日目。8時に食堂で会おうと約束していたのに少し寝過ごしてしまった。
IMG_4986朝食のあと身支度を調えて箱根関所跡の見学に出掛けることにする。今日も雨だという天気予報は良い方に外れて幸運だった。いったん箱根湯本駅まで下りて、そこからバスで関所跡に昇ることにする。次のバスまで10分ほど待たなくてはならなかったのだが、バスの案内をしている若い係員と兄との会話が「男はつらいよ」の寅さんを彷彿とさせてわたしは大笑いしてしまった。途中の看板で箱根山の最高地点が854メートルであることを知った。関所は平成になってから復元されたということでかなり新しい感じがする。資料館などもよく練られて説明なども親しみやすい展示になっていた。

IMG_5041そのあと義兄が重いリュックを背に何度か歩いたという箱根の旧街道の一部まで連れて行ってくれた。石畳の坂道は昨日の雨で湿っており注意して歩かないと滑りそう。この道を20Kgなり30Kgのリュックを背負って歩くのはかなり大変だと思う。

そのあとでこれも義兄のよく知っているお蕎麦屋さんで昼食。ワカサギの天ぷらでビールを飲み、そのあと「せいろそば」をいただいた。昼食のあと、兄の息子を箱根湯本まで送っていく。彼は明日また仕事があるので今日中に帰らなくてはならなかった。あとに残った4人は当然のことに年金生活者。(笑)

ホテルに戻りすぐに露天風呂に入る。兄と義兄も一緒だった。夕食までの1時間を義兄の部屋でビールを飲みながら歓談。6時から大食堂に行き昨日と同じ内容のバイキングで夕食。しかし、義兄はこのホテルをよく利用しているらしく、今回は連泊でもあるのでサービスにと数種類の料理とワインが出てきた。われわれはこれだけでお腹が一杯になってしまいバイキングの料理には手が出なかった。こういうホテルはやはりリピーターを大事にしたいのだろう。

延々と9時近くまで食べ、飲み、楽しく話し続けて兄はかなり上機嫌。食事が終わったあとわたしは今日3度目の温泉に浸かったあと就寝。。

箱根へ

4月24日(水)・小雨ときどき曇り / 最高気温18度

6時起床。今朝はいつもより早く目が覚めて、そのまま起きてしまった。10時にチェックアウトするのでその前に荷造りをしなければならなかったから。そうは言ってもタップリと時間があったのでチェックアウトまでの時間をのんびりとメールを書いたり読んだりしていた。

8時半に昨日と同じく「すき屋」で朝食をとる。いろいろと迷った末にやはり焼き魚定食になった。(^_^;) この時間だと朝の出勤時間を外しているのか客はわたし1人。なんだか申し訳ないような気がする。「大戸屋」も悪くはないのだがご飯がちょっと軟らかくてそれだけが不満。

今日泊まる箱根の宿は15時チェックインということで,さて、それまでの時間をどうしようかと考えた。小雨が降っているので外を歩くのには適さない。こまごまとしたもので買いたいものがあったから有楽町のビックカメラへと向かった。この店なら時間をうまくつぶせそう。

買ったものは交換レンズの保護フィルターとUSBミニコードの二つだけ。あとは店内をかなり隅々まで見て回った。12時過ぎにそこを出て箱根湯本へと向かう。ここまでの天気も降ったり止んだり。箱根湯本に着いたときには運悪く小雨が降り出した。今夜泊まるホテルは駅から歩いても10分ほどなのでバスには乗らずに歩き出した。しかし道を一本間違えて「塔ノ沢」まで昇っていって初めてそれに気づき引き返す。おかげでホテルに着いたときにはブルゾンも帽子も靴もかなり濡れてしまった。

今回は姉夫婦、それに兄夫婦も来る予定になっていたのだが、義理の姉が家の階段で転び、尾てい骨を打って来られらなくなったらしい。そのかわりに息子 (わたしにとっては甥) が仕事が終わってから東京から駆けつけるとのことだった。しばらくホテルのロビーで歓談したあとそれぞれの部屋に入り、まずは大浴場の温泉に浸かりに行く。晴れていればここの大浴場の半分は露天風呂になっていて気持ちが良いはずだが,今日は雨が降っていたのでそうもいかなかった。残念。

夕食は甥が到着するのを待って19時半から始める。和・洋・中華の混ざった大規模なバイキング方式で昔ながらの温泉宿の夕食とは異なる。どちらが良いのかはそのときの気分にもよるような気がする。わたしは量はあまり食べなくなったのでもっと簡単なものでも良いかなと思う。

21時に食堂を引き上げたあと兄の部屋に集まり5人で酒盛り。わたしはすでに充分飲んで食べていたので350mlの缶ビールを一本空けるのがやっとだった。23時半過ぎにお開きということにして、わたしはもう一度風呂に入り就寝。

恩師の海洋散骨式

4月23日(火)・晴れのち曇り / 最高気温19度

7時起床。今日は朝からなんだか落ち着かない心境。今日は恩師の一周忌。葉山の海で「海洋散骨式」が行われる。今回はこれに参加するという目的で帰国したのだ。しかし今日までの天気はハラハラ、ドキドキの連続。帰国してから20日までの天気は本当に4月か、と言いたいくらいの寒さだったから。ようやく昨日は太陽の光を拝めたが風が結構あってそれが冷たい。今朝起きて部屋のカーテンを開けるまでは本当に心配だった。悪天候の時には順延ということだったが、わたしには後がなかった。

午前中は実に素晴らしい天気でこれなら100%挙行されるだろうと思ったが、7時半に一応確認の電話を入れて確約を取る。朝食はこのホテルの近くにある「すき屋」で食べることにした。昨日「吉野家」で¥280の牛丼を食べたときに朝食メニューというのがあることを知ったのだ。「吉野家」にあるのなら「すき屋」にもあるだろうという予想だ。

朝食メニューの内容と料金は「大戸屋」のそれと大差ない。しかしご飯は「すき屋」の方がおいしかった。1度ホテルに戻って再びベッドに入り1時間ほどウトウトとする。散骨式が実行されることが分かって安心したのと、舟の揺れに対して体調を整えておきたかった。

12時過ぎの京浜急行・根岸線に乗って横浜に近づくにつれ少し天候がおかしくなってきた。下り坂に向かっているようだ。横浜駅乗り換えで逗子駅についてみると友人とバッタリ。彼も今日の散骨式に参加するという。そこからタクシーで港湾管理事務所へと向かった。恩師の遺族の方たち、それにわたしの友人たちと久しぶりの再会。

IMG_4911午後3時にわたしたち8人を乗せて小さな舟は葉山港を出て沖の相模灘へと向かう。その時間は約20分ほど。折りからの南風に逆らって舟を走らせることになるので舟はかなり揺れる。しかし船酔いには誰もならなかった。目的地点についたので舟のエンジンを止め,遺族が持参してきた灰の入った袋を一人ずつ渡されて海に散骨した。亡くなられてから1年後という時間も手伝っているのだろうが、不思議に悲しみとか惜別の情といった湿った感情は湧いてこなかった。

IMG_4924そのあと用意されていた花びらを撒き、鐘を鳴らして全員が黙祷。そのあとまだ海面に浮いている花びらの周りを舟が3周して「海洋散骨式」は終了した。花びらは思っていた以上に長いあいだ海上に漂っていて、黙祷を終え鎮魂の鐘を鳴らしたあと舟がその場を去るときにもまだ名残を惜しむように赤や黄色や白の点となって揺れていた。聞くところによると山とか墓地での散骨という形もあるらしい。しかし、広々とした海というのはやはり格別である。原始の昔に生命が誕生したという海に働きを終えた命が帰っていくような気がして、どこか清々しい思いがする。

帰路は追い風ということで往路とは違うスピードと滑らかさ。無事に葉山港に戻りそこで記念撮影。夕食には少し早かったけれど港湾事務所の近くにあるレストランレストラン ラ・マーレ・ド・茶屋にて食事。精進落としという意味なのだろう。料理もサービスも満足のいくものだった。

夕方6時頃に解散してわたしは東京のホテルに戻った。中途半端な時間に食べたので夕食はどうしようか迷ったけれど、夜中に空腹で目が覚めるのも嫌だったからホテルの下の食品売り場で「おこわ」と「肉じゃが」を買って部屋で食べた。21時近くになるとこういう食品というのはほとんどが半額になっているのだった。(^_^)

明日は箱根へと向かう。天気の方は雨ということだ。

根津、谷中巡り

4月22日・晴れ / 最高気温16度

月曜日・7時起床。目が覚めるとカーテンの隙間から明るい光が射し込んできている。やっと晴れたようだ。目が覚めてからベッドの中で、さて今日は何をしようかと考えていたのだが、2003年以来の根津、谷中巡りをしてみようと思い立った。

朝食はいつもの通りに2階の「大戸屋」で和定食を食べる。今日の焼き魚はサバだった。部屋に戻り素早く身支度を調えてシャツを着ただけでホテルの玄関を出たが思いのほか風が強く、それほど気温も高くはない。風邪をひいてもつまらないので1度部屋に戻りブルゾンを着てから出発した。

IMG_4786まず上野駅公園口に下りてそこから古い奏楽堂の前を通り(現在は一般参観をやってないそうだ、)芸大構内を見て回った。入り口の守衛室とそのうしろの煉瓦造りの建物は昔のままだったが、その他はだいぶ様変わりしていた。思い出は頭の中で美化されて残るとは分かっているが、わたしが学んでいたときの方が雰囲気があったような気がしてならない。ちょっと残念だった。あとになって気がついたのだが、美校の方には毎日のように利用していた「大浦食堂」というのがあったのだが、そこも訪ねておくべきだった。残念な事をした。

IMG_4801門を出てから谷中墓地を通り抜けて芸大の周りを一周し、学生時代に度々利用した小さな喫茶店「カヤバ」がまだ存在しているのに驚いた。中へ入ってコーヒーを飲んでみたかったけれど母校の中に入って思い出が壊れたのを思い出し変わらぬ佇まいを外から眺めるだけで良しとした。そのあと谷中銀座と言われる通りの小さな店をひやかし、よみせ通りに入り団子坂下のコーヒー店で一休み。そこから団子坂を昇って鴎外記念館の入り口だけをチラッと見て、東大の横を通り池之端に抜けた。

IMG_4851その途中にある根津神社はかなりの人混みで,そのほとんどはツツジの開花を見に来た人たちのようだった。ざっと見たところでは花の盛りはすでに終わっていたが、写真を撮りたかったので200円の入場料を払ってツツジ園に足を踏み入れる。まだ色彩はところどころ美しいのだが,花弁の一つ一つを見るとすでに終わっているのが分かる。花の盛りに来たかったとは思うけれど、そのときの人混みの凄さも想像できるから、今日で良かったのかなとも思う。

IMG_4875池之端に出てそこからしばらく歩き、御徒町駅の近くで吉野家の¥280の牛丼を食べてから帰ホテル。ほとんど全ての道がアスファルトのだったのと月曜日にかかわらず人出が多かったからけっこう疲れていた。

午後は部屋で1時間ほど昼寝をし、夕方から吉祥寺に出掛ける。知人夫妻が新築した家に招いてくれたのだ。わが家のリフォームとほとんど時を同じくしての新築だったから,なにかと興味深かった。しゃぶしゃぶと数種類のおいしい日本酒でもてなしていただいたが、折りからの気温の低さにはピッタリの料理。出してくれた日本酒はどれも天下一品でおいしかった。酒はやはりその作られた風土の中(日本)でいただくのが一番おいしいのだとあらためて実感する。

明日はお二人とも仕事があるので21時過ぎにお開きとなり帰路は駅まで送っていただいた。ホテルには22時少し過ぎに帰着。快い酔いがホテルの自室に入ってからも続いている。

もう1人の姉を訪ねて

4月21日(日)・雨のち曇り / 最高気温11度

7時起床。今日はいわきへ日帰りの旅を計画していた。もう1人の姉に会うため。いつものようにシャワーを浴びたあとこのホテルの二階にある「大戸屋」で朝食をとる。ここの朝食メニューは焼き魚の種類が変わるだけであとは味噌汁、焼き海苔、大根おろし、生卵、納豆、香の物などは同じもの。今朝は「鮭の切り身」だった。

こういう朝食は自分ではなかなか作らないからありがたい。わたしは焼き魚と大根おろし、焼き海苔で最初の1膳を食べ、お代わりしたご飯には納豆と卵の黄身を混ぜたものを掛けて食べるようにした。これを食べ終わるとしっかり食べたという気分になる。そのせいか減っていた体重が戻ったようだ。(^_^)

上野駅発10時の「スーパーひたち15号」でいわきへと向かう。ホテルを出たときから雨と風の天候で,それは12時07分にいわきに着いても変わらなかった。今回は姉に会ってお話をするだけが目的だったから天候のことはまったく気にならなかった。

駅の改札口まで迎えに来てくれた姉はわたしが想像していたよりも若々しく顔の色つやも良くて元気そうで安心した。駅前のとある喫茶店に入りそこで再会を喜び姉弟の会話が始まった。わたしは男としてはおしゃべりな方だし、姉もよく話してくれたので時間が経つのがあっと言う間。しっかりと朝食を食べていったからお腹が空かない代わりにわたしはコーヒーをお代わりして3時半過ぎまでいろいろな話題に花が咲いた。姉も良く笑ってくれて嬉しかった。

再会を期して16:16発の「スーパーひたち54号」で再び東京へ。乗車前に買ったお弁当を食べ、ビールを飲んだあとすぐに眠くなりグッスリと1時間ほど熟睡。揺れる列車の中の睡眠はとても気持ちが良く、わたしには最高の贅沢に思える。上野には18:35分の到着。上野に近づくにつれて空も明るくなり雨も上がったようだった。東京に着いたときにはもう雨は降っていなかった。

ホテルに戻り、ちょっと部屋で休んだあと、駅の構内にあるアトレの中の本屋に出掛ける。買いたい本は数冊あったけれどまだ単行本の状態だったのでいつの日か電子書籍になるのを待とうと思う。せっかく古い本を整理して部屋がなんとか格好ついたあとなので厚い単行本をドイツに持って帰る気にはなれない。

本屋を覗いたあとはホテルの下にある中華料理店で「ニラレバ炒め」+「ギョウザ」を食べて帰室。「ニラレバ炒め」はドイツではニラが手に入りにくいので時々無性に食べたくなる。明日は友人夫妻と夜に会うことになっているが,さて、それまでの日中の時間に何をしようか。それを考えるのも楽しい。

仙台へ

4月20日・土曜日 / 最高気温12度(仙台市)

昨夜はこのホテルの大浴場に入って1時間あまりゆったりしたせいか、それとも時差ボケの疲れが取れたからなのか夜中に目が覚めることなく7時半までグッスリと眠ることが出来た。

昨日のうちに仙台近郊に住む姉と連絡を取って仙台市内で会うことに決めていた。彼女も1人だと外へ出ることが億劫になっているらしく、展覧会を一緒に観に行くというわたしのアイデアに喜んで出てきてくれた。9時51分、東京駅発の特急に乗るので少し朝が慌ただしかったけれど,曇り空の東京をあとにした。

食べた朝食が列車に乗ってしばらくしてから胃の中でこなれ始めたのか強烈な眠気に襲われる。ふと目が覚めたら仙台駅に到着する10分ほど前だった。寝過ごさなくて良かった。(^_^;) 待っていてくれた姉とそこから仙台市博物館へと向かう。彼女も80歳なのでタクシーを使おうと提案したら「歩きましょう」と言われてちょっと驚いたが2人で歩き出す。駅からは歩いても10分ほどの距離なのだが姉に付き合ってほどほどの速さと歩幅で歩いた。

IMG_4772お目当ての展覧会は江戸時代の画家、伊藤 若冲の作品を集め「若冲が来てくれました」と銘打ったもの。アメリカに住む伊藤 若冲のコレクターが,奥さんが日本女性であるということもあるのだろうが、東日本大震災で被害を受けた人々を元気づけたい、という目的で作品を貸してくれたらしい。この展覧会のことはしばらく前にポッドキャストを聞いて知った。評論家の山田五郎氏が熱を持ってこの作家と展覧会のことを紹介していたのが凄く印象に残っていたのだ。

IMG_4767わたしは仙台市内を歩くのは初めてなのでとても興味があった。あいにく今日はまるで冬のような寒さと風。それだけが心残りだったが反対にすでに終わったと思っていた桜の花が見られてそれは嬉しかった。博物館は城趾の中にあってこぢんまりとした好ましい広さ。観客もほどほどの入りで作品を楽しみながら見て回ることが出来た。伊藤 若冲という江戸期の画家のの技巧の確かさと遊び心のようなものを暖かく感じて3時少し前にそこをあとにする。

帰り道も歩いたのだが、この頃になって冷たい風が強くなり冬のコートが欲しいくらい。駅の近くまで来て姉が知っているというお寿司屋さんに入ろうとしたらそこは夕方5時からの開店ということだった。仕方なく駅に近いビルの二階にあった回転寿司屋に入った。

そこはもちろん従来のベルトコンベア式になっているのだが、加えて iPad のようなタッチパネルで注文できる仕組みになっていてわたしには初めての経験だった。姉はそれを見てパニックに陥ってしまい「わたしは1人では来られないわね」とガックリした様子。お茶は自分でお茶の粉を茶碗に入れ蛇口のようなところを押すのだったが、粉のお茶を姉はワサビだと思って醤油の小皿に入れようとした。実をいうとわたしも同じことをしようとした。(笑)

2年振りかで会ったのでいろいろな話題に花が咲き話し込んでいたがふと時計を見るとわたしが指定券を予約した時間まであと20分くらいしかない。急いで会計を済ませ駅へ向かった。姉とは駅の少し前で別れを告げ、そこから走ってようやく目的の列車に乗り込むことが出来た。やれやれ。昼に飲んだビールの酔いもあったろうが列車の中では爆睡。目が覚めたのは大宮駅を過ぎたところだった。

ホテルの部屋に入ってホッと一息。いったん荷物を置いてからホテルの近くにある蕎麦屋で軽く盛りそばを胃に収めて今日も終わった。明日は故郷のいわき市にもう1人の姉を訪ねる予定。

新しいMBPにデータを移行

4月19日(金)・曇り/最高気温17度

昨夜は午前1時に寝たのに明け方5時過ぎには目が覚めてしまった。時差ボケもあるのだろうが、ホテルの部屋の中がなんだか暑かったのだ。4月半ばなのにクーラーのスイッチを入れるのもなんだかなぁと思っているうちに朝まで寝そびれてしまった。

7時半過ぎに朝ご飯を食べにこのホテルの2階の「大戸屋」まで下りる。今日も焼き魚がメインの典型的な日本の朝食でおいしかった。お腹が一杯になったところで眠気が差してきたので、部屋に戻ってからベッドに横になり少し眠る。

目が覚めてから、ミュンヘンでバックアップして用意して来た携帯ハードディスクを新しい MBP に繋いでデーターの移行に取りかかる。特に問題もなく割と短い時間でこれまでの環境を移行することができて一安心。やはりiPhone 4Sで文章を打つのはストレスが溜まる。

午後からは約束していた友人と会って楽しい時間を過ごし夕食を共にして別れる。22時過ぎにこのホテルの中にある大浴場へ。1時間ほどいろいろな種類の湯船とサウナを楽しんでゆったりとした。日本に着いてからの2日間はクレジットカードの件で少し慌ただしかったのでゆっくり,のんびりと身体を伸ばすことが出来たのは嬉しかった。明日からはまた動き回るつもり。
昨夜ほど遅い就寝ではないがそれでもベッドに入ったのは午前0時を過ぎていた。

4年ぶりにマックを購入(MacBook Pro 15 / Retina)

4月18日(木)・曇り/ 最高気温23度

今朝は7時起床。そしてそのあと食事。久しぶりの日本式朝食はおいしかった。それから9時過ぎにホテルを出て有楽町駅そばにあるビックカメラへ。そこでクレジットカードの引き落としがなされていることを説明してタムロンの交換レンズを受け取ってくる。まったく問題はなかった。これで今日に予定していた名古屋行きは決行することができる。(^_^)

ホテルに戻ってから昼食は近くの「富士そば」で冷たいざるうどんを食べる。270円!少し疲れを感じたのでベッドに横になり約1時間昼寝をする。午後2時40分発のひかり号で名古屋へ出発。品川駅構内でカム事務の皆さんへのお土産にチーズケーキを買っていく。

IMG_4743名古屋には時間通りの到着。カム事務への行き方を忘れていたのでタクシーを使いカムジムまで走る。カムジムに着いてひとしきりお話をしたあと私はカムさんの終業まで1時間位時間があったので先に出てApple Storeへ向かう。カムさんは18時過ぎに到着。 はたしてApple StoreでVISAカードを受け付けてくれるかどうかちょっと不安だったが、なんの問題もなく一発で使えた。やはりアップルはグローバルに商売をしているということなのだろう。やれやれ。

IMG_4747その後夕食となり私の希望で名古屋飯を食べることになる。選んでくれた名古屋飯は元祖みそかつ。丼飯の上に隙間もなく乗った味噌カツの真ん中には卵の黄身が一つ。気取りが無くてわたしはこういう食べ物が大好き。味はかなり濃厚なもので大いに堪能した。隣のテーブルで恰幅のよい若者が食べていたネギのタップリ乗った味噌カツ丼は大げさでなく3cmほど丼の縁からネギが山盛りになっていていかにもおいしそう! もう少し若かったらあれを注文していたかも。(^_^)

MBP1食事を終わったあと、桜坂 栄店という、他のお客の目が届かない個室で MacBook Pro 15 Retina の開封式。この儀式は何度やっても嬉しいものです。(^_^)

少し遅くなってmac仲間のノリさんが仕事を終わって来てくれた。気がつくと時間はすでに21時少し前になっていたので慌ててカムさんに名古屋駅まで車で送っていただく。21時27分発の最終便ひかり号に乗り無事に東京に到着。名古屋駅を出発してすぐに私は寝入ってしまったようだ。

ホテルに着いてからすぐにシャワーを浴びてさっぱりとする。その後ちょっとだけ新しいMacBook Pro 15インチに触りたくて蓋を開けてみたら結局長引いて就寝は午前1時だった。(^_^)

到着早々パニックに

水曜日・曇り
成田空港には定時(10:25)に到着。やはり空気それ自体が明るい。空港で当座の現金を引き落とす。使ったのはECカード(MAESTRO)でこれが日本でも使えるのは便利だ。成田エクスプレスで品川まで。これも定時に到着。途中で少し小雨が降ってきたようだったがいつの間にか寝入ってしまった。しかし品川駅の手前で目が覚める。

いつものホテルのチェックインである14時にはにはまだ時間があったので,フロントに大きなカバンを預けて駅近くの床屋へ行き,カットだけして貰った。1,000円というありがたい値段。(^_^) そのあと2時にチェックイン。狭い部屋だけれど使い慣れた空間なのでホッとする。ちょうどお腹が空いたので品川まで戻り、引っ越し公演の時によく行った店でラーメンと餃子を食べた。

夕方になって銀座の AppleStore に出かける。ホテルのチェックインの時に出したVisaカードが使えなかったのでそれを試すため。しかし何か製品を買わないと試験できないために店内をざっと見ただけで店を出る。

思い立って有楽町駅前のビックカメラでカード検証のためにタムロンの交換レンズを買うことを試みる。だがここでもVISAカードを受け付けてくれない。少しパニックになり結局明日の名古屋行きは一応断ることにしてホテルに戻る。今回の日本滞在中の目的の一つが早くも挫折してガックリ。

しかしどうも腑に落ちないのでドイツの自宅に電話をし、ブリギッテにVISAカードの件で銀行とカード会社に問い合わせて貰うように頼んでみる。時差の関係でドイツはまだ日中である。しばらくしてブリギッテから連絡があり、ビックカメラで試した金額がすでに引き落とされていることが分かった。

カード会社の説明では,セキュリティのためにVISAカードを読み込む機器のソフトウェアをアップしたのだが、日本の店舗でまだアップデートしていないところがあるので原因はそこにある。そのときには手動でカード番号などを打ち込んで貰えば大丈夫、ということだった。結局、代金を払った交換レンズを受け取りに明日もう一度ビックカメラへ行くことになる。

まもなく23時になろうとしており、さすがに疲れたのでベッドへ。

日本へ

火曜日・曇り / 最高気温20度

7時半起床。朝から曇り空で昨日のような快晴とは行かない。それでも空気が柔らかくいかにも春という感じ。朝食のあと、ようやく荷造りを始める。今回は持って行く着るものも最小限に抑えたので RIMOWA のスーツケースも半分しか埋まらない。まあ、ドイツに戻ってくるときにはいろいろなものを買って詰めてこれるからそれも良し。

賃貸する地下室に最後まで残っていた物を片付けてすっかり空にした。そのあとは出発までの時間をMacに向かって過ごす。今回は新しく MacBook Pro 15 を18日に名古屋で買う予定にしているので、持って行くのはiPhone 4Sだけ。ちょっと不安だけれど2日の空白だから通信の方はなんとか大丈夫だろう。

ブリギッテに Rosenheimerplatz まで車で送ってもらう。彼女は明日まで休暇を取っているのだ。いつもそうなのだが、出発当日になるとなんとなく行きたくなくなるという妙な気持ちに襲われる。家庭のことが気がかりなのかな。ブリギッテに言わせれば「あなたはドイツと日本と二つの故郷を持っているんだから、心が振り子のように動くのは自然なのよ」だそうだ。なんとなく納得。

午後1時少し前に出発。飛行機はルフトハンザの直行便で16時発。

Odysseus にも春が来た

月曜日・快晴 / 最高気温24度

6時半起床。しばらく振りに「快晴」という文字を記すことが出来た。(^_^) 今朝は7時半に車を修理工場に持って行かなくてはならなかったので早起き。しばらく前から高速道路を走るとエンジンの音がおかしくなるという現象が出ていたのだ。どうせ冬タイヤを交換しなくてはならなかったからちょうどよい機会だった。

車を預けたあと、森の中の一本道を歩いて帰宅。6760歩・58分だった。家に着いてみると頼んでいた植木屋さんが来ていて垣根の剪定をしている。かなりラジカルに枝を落としているので、大丈夫かなと少し心配になった。

IMG_2528お昼近くになると気温もかなり上昇して Magnolien の白い花が見ているうちに開いていく。春の訪れから一気に夏に移りそうな勢いである。この天気だったら Odysseus も冬眠箱から出してもいいだろうと思い地下室に行ってみた。彼は既に冬眠から覚めていて冬眠箱の上の方にいた。取りだしてみるとさすがに身体は冷たいまま。そっと庭に置いてみた。彼が本調子になるのにはまだ時間が必要な感じである。

お昼ごろ意外に早く修理工場から修理が終わったとの電話があって車を取りに行った。エンジンの異音はどうやらエンジンを車体に取り付けていたネジが少し緩んでいたためらしい。エンジン本体の故障でなくてよかった。

午後から街へ出てちょっとした買い物を済ませる。帰宅して夕日の沈むまでテラスで Weißbier を飲む。今年初めての楽しみ。(^_^)

2月以来のリフォームで少し疲れました。突然ですが、明日からしばらくこのブログを休みます。

春だ!

日曜日・晴れ / 最高気温20度

7時起床。やっと最高気温が20度まで届いた。日中の体感温度はそれ以上だったような気がする。とにかく春が来たという実感を持てた1日だった。

朝食は夫婦2人だけのゆっくりとしたもの。それが済んでからテラスに置いてあった小鳥の餌台とか次の冬の到来までは使わないようなものを地下の物置に片付ける。

12時近くになってから森へのウォーキングに出掛ける。今日はなんだか足が重いような感じでなかなか前に進まなかったけれど9833歩・85分を歩いて帰宅。

外は素晴らしい天気になっていたけれど、疲れたので1時間の昼寝。目がが覚めてから簡単な昼食を取った。そのあと、夕方までテラスの椅子に座って本を読む。暑くなく寒くなくとても気持ちが良かった。

今夕はまた友人3人を食事に招いてあったのでブリギッテはその準備に余念がない。わたしは正直に言って招いたり招かれたりには食傷気味でちっともモチベーションが上がらない。しばらく1人になってのんびりしたい気持ちだ。

今夕のメニューは3日前と同じイタリア料理でそのときと同じようにおいしかった。明日は7時半に車を修理工場まで届けなくてはならないから少し早起きすることになる。

ブリギッテ、絶不調

土曜日・曇りときどき晴れ / 最高気温14度

7時起床。昨日、食卓と椅子、そしてソファーベッドが届いてようやくリフォームも完成に近づいた。残るは寝室に入れる衣装ダンスと台所の調理台を残すだけ。今朝は衣装ダンスを注文しにブリギッテに付き合って IKEA まで行って来た。

10時開店の5分前に到着。ちょっと時間があったの IKEA 内の食堂でコーヒーを飲んだ。ブリギッテはカタログを調べて買う物を決めていたのでそれを注文するだけだったから短時間で済んだ。しかし送料を支払うところでブリギッテが急に気分が悪くなりそこにあったソファに横になった。

彼女は1996年に心筋梗塞をやっているので不安になったが、水を飲んでしばらく休んだらそれも治まったようだった。そのあと帰宅途中にスーパーマーケットに立ち寄り買い物をして帰宅。

実はわたしも朝から目まいがしていたので二人揃ってベッドに潜り込む。わたしは1時間グッスリ眠って起きたらスッキリ。しかしブリギッテは電話が3回も掛かってきてよく眠れなかったらしい。(わたしは電話の音にまったく気がつかなかった)

午後2時過ぎにブリギッテの勤め先の主人(奥さんだけ)がリフォームのプレゼントに日本の古い小さな机を持って訪れた。リフォームの状態を見てまわり、食卓の上の照明やカーテンなどに彼女なりの助言もしてくれた。

彼女は “PABLO” も連れてきたので3人でわが家の近所の散歩に出掛ける。途中にあるビアガルテンでコーヒーを飲んで一休み。そのあとも散歩を続けて5時近くに彼女は帰っていった。彼女を見送って帰宅したあと、再びブリギッテが体調不良に。急に血糖値が下がったような状態だというので簡単な食事を作って食べたあと彼女はベッドへ。

わたしは今夜 Otello の公演があったので5時半過ぎに家を出たのだが心配だった。第一幕の出番が終わったあと自宅に電話を入れたらちょうどブリギッテは眠りから覚めたところだったらしい。3時間も眠ったらしく電話で聞く声は元気そうだった。

わたしは22時20分の帰宅。玄関のドアを開けてくれたブリギッテの元気な顔を見てようやく安心。彼女の今日の絶不調は日頃の働き過ぎがその原因だと思うが、昨日からの急激な気候の変化もその原因ではないかと思う。

今夜の公演は指揮者が再び元に戻り1回目の公演と同じ顔ぶれとなった。

Besetzung

Musikalische Leitung: Paolo Carignani
Inszenierung: Francesca Zambello
Choreographie: Alphonse Poulin
Bühne und Kostüme: Alison Chitty
Licht: Mimi Jordan Sherin
Chor: Sören Eckhoff

Otello: Kristian Benedikt
Jago: Claudio Sgura
Cassio: Pavol Breslik
Rodrigo: Francesco Petrozzi
Lodovico: Tareq Nazmi
Montano: Goran Jurić
Ein Herold: Andrea Borghini
Desdemona: Anja Harteros
Emilia: Okka von der Damerau
Extra-Chor: Extrachor der Bayerischen Staatsoper
Kinderchor: Kinderchor der Bayerischen Staatsoper

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

映画「ウォーターボーイズ」を観た

金曜日・曇り / 最高気温12度

8時起床。今日は夕方から日本映画を観に行く他に予定は無し。久しぶりに寝坊をした。

昨日から休暇に入ったブリギッテは午前中に医者通い。どこかが悪いということではなく定期検診のようなものらしい。曇り空の天候で雨が降ってくる不安もあったけれど、わたしは森へのウォーキングに出掛けた。

途中でパラパラと雨が降ってきたがそれもすぐに止んでほとんど濡れずに帰宅。一万歩に少し足りない歩数で帰宅。

ブリギッテがお昼頃に帰宅して,昨夜の残り物のパスタで昼食を取ったあと1時間の昼寝。ブリギッテはそのあと園芸店へ買い物に。

わたしは5時少し前に家を出て街へ。先日からの捜し物を続けたが見つからなかった。6時過ぎに今夕の映画会場であるガスタイクへ。今日の映画は「ウォーターボーイズ」というコメディ。あまり期待はしていなかったけれどほどほどに面白かった。

映画の前に軽く食べていたので帰宅してからは食欲も無く,3種類のチーズを肴に Weißbier を1本飲んだだけ。歩数計はウォーキングと街中を歩いたのと合わせて17207歩を示していた。

食卓が搬入された

金曜日・雨のち曇り / 最高気温12度

7時起床。目が覚めると雨音が聞こえる。かなりの雨で先週は身体の調子も良く気持ちよく歩けていたのに、これでは今日のウォーキングは駄目だなとガッカリした。

今夜はブリギッテの故郷からのお客が来るので、朝食のあと彼女は買い出しに。

10時過ぎに注文しておいた食卓と椅子、そしてソファーベッドが届いた。雨の中の搬入だったがまったく問題なし。これで今回のリフォームの95%は終わったことになる。あとは台所の調理台まわりを残すだけ。長かった!

買い物から戻ったブリギッテも食卓と椅子には満足そう。やっと住まいらしくなったということだ。新しい食卓での最初の食事は昨夜作ったカレーの残り。

午後になって空が少し明るくなってきて雨が上がったのを見てウォーキングに出掛けた。途中でまた雨に降られたけれど、ずぶ濡れになるということもなく帰宅。コーヒーを飲んだあと1時間の昼寝。

しばらく休暇が続いていた「英語コース」が今日からまた始まるので3時半過ぎに家を出る。受講メンバーは若干の変動があって男性が1人加わった。しばらく振りのコースは結構面白くてあっと言う間に1時間半が過ぎてしまった。

帰宅してしばらくすると今夜のお客が到着。本来は義父母の知り合いなので義母も招いてあった。リフォームの終わった住まいを一通り見せたあと、ブリギッテの手料理でもてなす。今夜はイタリア料理のコースだった。23時過ぎのお開き。赤ワインをちょっと飲み過ぎたかな。(^_^;)

Otello の2回目

水曜日・曇りときどき晴れ / 最高気温11度

7時起床。6時過ぎに目が覚めてそのときにかすかな雨音を聞いた。7時に起床して寝室のシャッターを開けてみるとやはりちょっとだけ雨が降ったらしいことが分かる。空気はしかし柔らかく、ようやく春になったのだということを感じる。

8時過ぎにブリギッテを送り出してから,午前中に街の中心まで買い物に出ようかどうか迷っていた。夜は Otello の2回目の公演があるのでそうすると2回往復することになってしまう。

そこで買い物は今夕少し早めに家を出て公演の前に済ませることにして、カレーを作ることにした。「肉じゃが」を作る予定にしていたのだが、解凍した豚肉を見て急に変更した。カレーの方が簡単にできるし、明日もまた食べられるから。(^_^)

出来たてのカレーを昼食に食べたあと、すぐに森へのウォーキングに出掛ける。10020歩・87分 を歩いて帰宅。今週は絶好調だ。(^_^)

さすがに疲れたので帰宅してコーヒーを飲んでからベッドに入って1時間の昼寝。目が覚めてから30分後の5時過ぎに家を出て劇場へ。街に着いてから買い物のために何軒か歩いたのだが気に入ったものが見つからず不首尾に終わった。

夜の公演は指揮者が急に変更になった以外,配役は前回と同じ。2回目の公演は全てにゆとりが感じられた。

Besetzung

Musikalische Leitung: Asher Fisch
Inszenierung: Francesca Zambello
Choreographie: Alphonse Poulin
Bühne und Kostüme: Alison Chitty
Licht: Mimi Jordan Sherin
Chor: Sören Eckhoff

Otello: Kristian Benedikt
Jago: Claudio Sgura
Cassio: Pavol Breslik
Rodrigo: Francesco Petrozzi
Lodovico: Tareq Nazmi
Montano: Goran Jurić
Ein Herold: Andrea Borghini
Desdemona: Anja Harteros
Emilia: Okka von der Damerau
Extra-Chor: Extrachor der Bayerischen Staatsoper
Kinderchor: Kinderchor der Bayerischen Staatsoper

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

アカデミーコンサートを聴いた

火曜日・曇りときどき晴れ / 最高気温12度

7時起床。どうやら昨夜は少し雨が降ったようで歩道が濡れている。しかし空気はどことなく春。柔らかな感じで心が落ち着く。

ブリギッテを送り出してから、午前中に届くという植木の配送を待っていた。彼女が先日自分で選んで注文したものである。しかしこれが待てど暮らせど来ない。わたしの予定ではこれが届いたらすぐに森へのウォーキングに出掛ける心づもりだった。結局届いたのは11時近く。なんだか凄く時間を損したような気がする。

街へ出て買い物をする予定があったので、急いで昼食を済ませて家を出た。森へのウォーキングが出来なかったから Candidplatz まで40分ほどの距離を歩く。折りから柔らかな薄日が差してきてすぐに冬のコートを脱がなくてはならなかった。 Candidplatz から二駅目の Fraunhoferstr でまた下車し、そこから街の中心地まで歩く。この二駅間の道は家が建て込んでいたり車の通行が多かったりで歩いてもストレスが溜まるのだ。

買い物は概ね予定通りに済んだので3時半頃に帰宅できた。今夜はアカデミーコンサートに出掛けるのでそれまでに「肉じゃが」を作ろうと肉も解凍しておいた。そこへブリギッテから電話で今夜のイタリア語教室の教材を忘れてしまったという。それを彼女に手渡すために予定していたよりも1時間早く家を出なくてはならなくなった。それで「肉じゃが」作りは明日に回す。

夕方になって急に気温が下がってまた冬に戻ってしまったかのよう。今夜のコンサートの内容は下記のようなもの。楽しみにしていたマーラーの7番はわたしには期待はずれだった。

オーケストラは熱演、好演だったのだが、指揮者が気に入らなかった。普段はタクトのテクニックにそれほど重きを置いていないのだが、今夜の指揮者のそれはわたしの許容範囲を超えて時に目を伏せたくなるような素人っぽい動き。マーラー独特のレガートの部分もまるで交通整理のお巡りさんのようにカクカクと振るものだからそれが邪魔で仕方がなかった。目をつぶって聴こうとときおり試してみたが,そうすると今度は睡魔が襲ってくる。(笑)

振り返ってみるとマーラーの7番ってわたしは初めて聴くような気がする。今日の午前中に CD 棚を捜してみたがわたしは持っていない。この曲の良さをわたしがまだ知らないから今夜はつまらなく感じたのかもしれないと少し反省してみる。(^_^;)

帰宅の電車乗り継ぎもうまくいかずにひと駅分歩いたりしたので今日の歩数は15000歩を超えた。

Wolfgang Amadeus Mozart
Klavierkonzert d-Moll KV 466

Gustav Mahler
Symphonie Nr. 7 e-Moll

Im Vorfeld zu diesem Akademiekonzert findet um 18.15 Uhr ein Künstlergespräch mit dem Dirigenten Tomáš Hanus im Capriccio-Saal statt. Das Gespräch moderiert Andreas Friese.

Termin

Dienstag, 9. April 2013
Nationaltheater

20.00 – ca. 22.30 Uhr
19.15 Uhr: Konzerteinführung

Preise E: 53 / 46 / 40 / 30 / 22 / 15 / 8 / 5
Freier Verkauf und Serie 41
Besondere Ermäßigung für das Programm Junges Publikum
Preise E € – / – / – / – / – / – / – / 5
k-a-r-t-e-n

Besetzung

Musikalische Leitung Tomáš Hanus

Klavier Rudolf Buchbinder

Bayerisches Staatsorchester

よく働いた

月曜日・曇りときどき晴れ / 最高気温11度

7時起床。劇的にではないが今日は少しだけ陽の光が差した。たったこれだけのことで気分がずいぶん違ってくる。

朝食のあとブリギッテを送り出して,シャワーを浴び洗髪をする。スッキリしたところで残っていた書棚を一本解体し車に積む。そのあと地下室の金属製の整理棚を解体してこれも車に積む。加えて,古くなって取り外しておいた庭の垣根も解体して車に積み粗大ゴミ処理場へ。上の階に住む奥さんに「よくやるわね〜」と褒められた。(^_^)

帰宅したのは12時過ぎ。それから靴を脱がないままウォーキングに出掛けた。ちょうどこの時間から陽が差してきて明るくなってきたから。今年になって初めて冬のコートを身につけないウォーキングだ。気持ちが良かったからわたしのウォーキングコースの中で一番遠距離のものを歩いて9784歩・81分

帰宅してしばらくすると不動産屋が来て賃貸する予定の部屋の鍵を受け取っていった。興味を持っている人がいて今日の夕方に見に来るという。

そのあとラーメンを作り、復活祭のゆで卵をトッピングして食べる。少し気温が下がってきたのか寒く感じたのでセーターを取りにクローゼットに入ったらそこには洗濯物の山が。振り返ってみればずいぶん長い間アイロン掛けをしていなかった。

それからブリギッテのブラウス4枚、わたしのシャツ2枚、布巾14枚、テーブルクロス1枚のアイロン掛け。終わったら頭がボーッとしてきた。

今日は「肉じゃが」を作るつもりで肉を解凍しご飯も炊いておいたのだが疲れてしまい、それは明日に回すことにした。夕食はブリギッテがギリシャ食材店で買ってきた前菜類と昨日の鶏料理の残りで済ませた。今日は良く眠れそうな気がする。

まだ冬の寒さが続いている

日曜日・曇り / 最高気温4度

8時起床。今日で三日続けて寒い曇り空。気分が重くなる。何年か前にあったように今年は春が無くて一足飛びに夏になるような気もしてきた。

今日は義母を遅い朝食に招いて3人で食卓を囲む。82歳となり2月、3月は肺炎とリハビリに費やした自分の母親にブリギッテは何か感じるところがあるのだろう。ブリギッテの気の済むようにしたら良いとは思うのだが,食卓について30分もするとわたしは気詰まりになってしまう。自分でも困ったものだと思う。(汗)

朝食のあとはそんな空気から抜け出したいのと腹ごなしも兼ねて森へのウォーキングに出掛けた。8928歩・76分を歩いて帰宅したときには義母は既に自分の住まいに帰ったあと。ブリギッテが車で送っていったらしい。

このところ、歩数と時間との関係が変化していることを友人に知らされた。冬のあいだ雪の多い道を歩いた名残で歩幅が狭くなり、その分スピードが速くなっているのかもしれない。

帰宅後しばらくしたら眠くなってきて1時間ぐらいの昼寝をする。そのあと夕食までの時間は雑誌の拾い読みとか寝室の片付けをする。

天候の方は相変わらず冬のような寒さだが、日没はずいぶん遅くなった。夏時間に変わったとしてもだ。今日などは8時近くになってもまだ空は明るい。春でも夏でもいいからとにかく暖かくなって欲しいと思う。

Otello に参加

土曜日・曇り / 最高気温4度

8時起床。昨日に続いて今日も曇り空の冷たい空気の1日。朝食のあとブリギッテは週末の買い出しに出掛けた。その間、わたしはウォーキングに。

昨日しばらく振りの Otello の舞台稽古でちょっと不確かな部分があったので,楽譜を片手に持ってのウォーキング。(^_^;) 8372歩・72分を歩いて帰宅。

昼食時には帰ってくると思って彼女を待っていたが,買い物のあとで園芸店に回ったらしく帰宅が遅れると見て、わたしは2時過ぎにベッドに入り1時間の昼寝。

夕方5時半過ぎに家を出て劇場へ。今日から始まる3回のシリーズ Otello に出るため。配役などは下に引用しておいた。タイトルロールのテノールをわたしは初めて聴くが決して美しい声ではない。彼の中音域はわたしにはうるさいと感じた。

それとは対照的だったのがデズデモーナを歌ったソプラノのハルテロス。隅々までコントロールされた隙のない歌唱で素晴らしかった。わたしの印象では彼女はキャンセルすることが多いような気がするが、これだけの水準を保つためなら許せると思う。

大体が,現代の一部の歌手は忙し過ぎ,歌い過ぎるのだ。マネージメントなどが要求する過重労働に対抗して自己管理に徹すればキャンセルという手段しか歌手には残されていない。良い歌手を長く聴きたいと思ったら聴衆の側もそれに理解を持って接したい。

Besetzung

Musikalische Leitung: Paolo Carignani
Inszenierung: Francesca Zambello
Choreographie: Alphonse Poulin
Bühne und Kostüme: Alison Chitty
Licht: Mimi Jordan Sherin
Chor: Sören Eckhoff

Otello: Kristian Benedikt
Jago: Claudio Sgura
Cassio: Pavol Breslik
Rodrigo: Francesco Petrozzi
Lodovico: Tareq Nazmi
Montano: Goran Jurić
Ein Herold: Andrea Borghini
Desdemona: Anja Harteros
Emilia: Okka von der Damerau
Extra-Chor: Extrachor der Bayerischen Staatsoper
Kinderchor: Kinderchor der Bayerischen Staatsoper

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

映画「ジェーン・エア」を観た

金曜日・曇り / 最高気温2度

7時起床。昨日はちょっとだけ春らしい天気だったから今日から暖かくなるかと期待していたのだけれど見事に裏切られた。湿った冷たい空気の1日でまるで冬。

11時から Otello の舞台稽古があって,別に求められたわけではないが自主的に出てきた。本番は明日の夜である。現役時代にわたしが立っていた位置に明晩も立っていいのかなどを確かめてきた。わたしの後釜として入団した人が,わたしの立ち位置に立っているかもしれないから。

舞台稽古は13時過ぎに終了して帰宅の途についた。昼食は Rosenheimerplatz の中華料理店で済ませる。中華料理店とは言っても簡便なものでマクドナルドとかケンタッキーフライドチキンの店と同様な雰囲気である。今日食べたのは焼きそばの上に鴨のフライが乗ったもの。ボリュームたっぷりで味の方はまあまあである。値段は6.5 € 。

この天候だから、家に着いたら再び外へ出るのは嫌になるだろうと思ったので Tram の6駅手前で下車し、そこから家まで歩いた。 Tram の駅の間隔はわたしの足で6〜8分ぐらいだからそんなにたいした距離ではない。それでも家に着いたときには喉が渇いていた。

メールチェックなどをしたあとで,昨日組み立てたテレビの置き台の下から覗くケーブル類をなんとかまとめて目につかないようにした。

ブリギッテはいつもより早めの帰宅。今日も冷蔵庫の中の残り物であるパスタに野菜を加えてパルメザンチーズを掛け、夕食とする。

夕食後は iTunes からレンタルしておいた映画『ジェーン・エア』を観た。これはわたしがまだ10代の頃に読んだ本の映画化されたもの。小説の内容などはもうすっかり忘れていたが,この本を読んだいきさつとかその頃の思い出が蘇ってきて切ない気持ちになった。

そんなわたしの隣で観ていたブリギッテはといえば,ロチェスターがジェーンに求婚する肝心な場面で眠り込んでいたりして,思い切り現実に引き戻されたのだった。(笑)

今日も元気に歩くことが出来て12024歩。今月はなんとか以前のペースに戻したい。

少し元気になりつつある

木曜日・曇りのち晴れ / 最高気温7度

6時半起床。昨夜は夜中にトイレに起きることもなく6時過ぎまで眠れた。少し早かったけれどそのまま起きてしまう。

午前中にウォーキングに出掛けようかと思ったが,いろいろなことをしている間に10時になってしまった。

実は昨夜、シンクの下に水が溜まっているのにブリギッテが気づいてちょっとしたパニックになった。落ち着いて調べてみるとシンクの下の水道管のパッキンが少し緩んでいたようでそこから食洗機からの排水が漏れていたものと思われる。昨夜はそこをきつく締め直してから就寝した。

朝起きて点検してみると水が漏れた様子はない。試験にと食洗機に食器を入れて動かして様子を見ていた。どうやら大丈夫でやはりパッキンの緩みだったのだろう。一安心である。

10時過ぎに家を出て Apple Store へ。ブリギッテの iPad mini のガラスにひびが入ってしまっていたのを,新品に取り替えるためである。数日前に11時20分に予約を入れておいたので,スムーズに事は運んだ。料金は219 € 。その場で iCloud に接続して復元したのだが,これだと写真が復元出来ていないことに気がついた。そんなこともあろうかと思って家を出る前に彼女の iTunes にバックアップを取ってあったから家に戻ってから復元することにした。

お昼を過ぎる頃から天気が良くなってきたので,帰途は Candidplatz で下車してそこから家まで歩いた。6444歩・58分である。途中で冬のコートを脱ぐほど身体がポカポカしてきた。

帰宅してすぐに iPad mini のバックアップからの復元に取りかかる。これは少し時間が掛かったがすんなりと成功。この時はもう4時近くになっていた。

そのあと、先日 IKEA のカタログを見ていて気に入った「TV 置き台」が入荷したことをウェブで知ったのですぐに車で向かった。それだけを買って帰宅。さっそく組み立て始める。夜8時頃に完成。

実はそれからが大変だった。テレビ、DVDプレーヤー、ミニステレオ、電話、ルーター、などを出来上がった置き台に設置したのだが、問題はケーブル。一つ一つのケーブルを最小限の長さに巻いてまとめる作業に多くの時間を費やしてしまった。結局出来上がったのは23時頃。疲れたけれど今日は良く身体を動かしたから1日が終わるときには13000歩を超えていた。(^_^)

2年半ぶりに友人と再会

水曜日・曇り / 最高気温4度

7時起床。今日も曇り空の一日。日中はやはり寒いと感じた。今日も午前中に台所の引き出しを調整する作業員と,そのあと電気工事人が来て落ち着かなかった。幸いにも2件とも片付いてホッとしたのは11時近く。

それからまたイザール河畔のウォーキングに出掛けた。昨日よりも足の運びが軽いような気がする。今日は昨日とは反対方向から歩いて一周してきて8317歩・82分

帰宅してから軽く昼食を取ったあと Marienplatz まで出掛ける。日本から友人が来ていて彼と食事を一緒にしようという約束だった。バイエルン料理のお店で食べながら久しぶりの歓談。そのあと買い物をしたいという彼と別れて家路についた。

帰宅したのはちょっと中途半端な時間だったので,メールチェック、久しぶりのブログ巡回などをしながらブリギッテの帰宅を待つ。彼女も今日は仕事が立て込んでいたのかいつもよりも1時間ほど遅れて帰宅。

生野菜サラダをメインにまたまた冷蔵庫の中の残り物を片付ける。さすがに少し飽きてきた。(-_-;)

夕食後、彼女はテレビドラマを、わたしはボルーシア・ドルトムント対マラガのチャンピオンズリーグ試合を観戦する。キビキビとして中々の好ゲームだったが、結果は0−0の引き分け。

久しぶりにまとまった歩きが出来た

火曜日・曇り / 最高気温1度

7時半起床。今日もまた一日中肌寒い曇り空。世間は復活祭の祝日が明けて今日からまた普通の日常に戻った。学校は今週一杯休暇らしい。一昨日 SMSを打って頼んでおいた電気工事人が電話をしてくれて8時半頃に来てくれた。

ブレーカーからコンセントまでチェックしてくれたが彼にも原因が分からない。壁の中に埋め込まれている配線のどこかに故障が起きているのだが、それがどこか確定できない。まさかまた壁に穴を空けて……となるとせっかく組み立てた台所を分解することにもなるので大ごとになってしまう。

熟考の末に彼はあるアイデアを出してきたが,それが現在のところ最も納得のいくものだったので、明日また出直して貰うことにした。そんなことがあってまた気分が落ち込んでいたから,気分転換にとウォーキングに家を出た。

いつも歩く森の道に入ってみるとまだ雪が積もっていて普通の靴で歩くのは無理のようだ。そこから引き返してしばらく振りにイザール河畔の道を歩いて帰宅。9050歩・82分。身体を動かしたので気分が少し晴れる。

昼食はラーメンを作り、復活祭のハムとゆで卵をトッピングして食べた。ここ数日肉料理が続いていたのでラーメンがとてもおいしく感じる。そのあとは1時間の昼寝。

眼が覚めてから居間のピアノと机の入れ替えを始めた。今回は模様替えにとピアノを置く位置を変えたのだが,ピアノの後ろの壁は余り厚くないようでちょっと強く弾くと家中に響いてしまう。そこでもとの位置に戻した。これまでのカーペットの床とは違ってフローリングの床は移動が楽だ。少し汗をかいただけでピアノ、机、本棚の移動をし、壁の絵を掛け替えて終わった。

ブリギッテは普通に7時過ぎの帰宅。夜は復活祭のご馳走の残り物を食べて夕食とする。ニュースを見たあとバイエルン・ミュンヘンとユベントゥス のチャンピオンズリーグの試合を観る。結果は2ー0でバイエルン・ミュンヘンの勝利。特別贔屓にしているわけではないが地元のチームが勝って気分が良い

祝日:家族が集まった

月曜日・晴れのち曇り / 最高気温2度

9時起床。今日は「復活祭の月曜日」で祝日。久しぶりに太陽が出て嬉しい4月の始まりとなった。どうか、どうか、これからは明るい太陽の日が多くなりますように。(笑)

昨日と同じく11時からブランチということに決めてあったので,ブリギッテは朝からその準備に余念がない。そのときにわたしが仕掛けたエイプリル・フールは別エントリに書いた。

今日は Prien から次女と彼が加わり3人の娘たちのそろい踏み。3人ともそれぞれの現状に悩みや心配のタネがあるらしいが,わたしたち両親は元気づけてはあげられるが直接助けてはやれない。道は自分たちで切り開いていくしかない。そういうものなのだろうと思う。

今日はブランチにゼクトを飲んだせいか午後から眠くて仕方がなかった。3時頃からベッドに入り1時間ほど昼寝をする。起きてくると義母も疲れが出たらしく帰ったあと。そのあと長女も次女と彼も引き上げていった。皆、明日からは通常の日々が始まるということだ。

今週もわたしはいろいろと予定が入っていてなかなか心の安まる時間がなさそう。せめて明日一日はゆっくりしたいものだ。

今年は勝ったよ!

今日は恒例のエイプリルフール。ここ数年妻にやられっぱなしだったので今日こそはリベンジを、と朝起きたときから考えていた。結果は大成功!

作戦としては次の2点だった。

1.何気なく話を切り出すこと。
2.彼女が何かに集中していて働いている時を狙う。

今日は復活祭の月曜日で祝日である。今日計画していたブランチは3人の娘とパートナー、それに義母が加わるから総勢8人で食卓を囲む予定になっていた。ブリギッテは朝から台所に立ってその準備に余念がない。その隙を突いてわたしが

わたし:「しまった!昨夜、財布を “Parsifal” の衣装の中に入れたまま帰宅してしまったよ」
ブリギッテ:「あらっ、大変。それじゃあなた昨夜は無賃乗車だったわけ?」
わたし:「無賃乗車は検札に会わなかったから良かったけど、財布の中にはクレジットカード類も入ってるんだ。まずいなぁ」
ブリギッテ:「あなた、すぐに劇場の衣装係に電話しなさいよ。衣装が洗われてしまったりしたら大変よ」

ここで獲物が針に引っかかった手応えを感じてわたしには余裕が出てきた。

わたし:「でも、今日は4月1日なんだよね。」
ブリギッテ:「電話するのに4月1日でも、4月2日でも関係ないでしょう!」

とここまで来ても彼女は気がつかず真剣な表情。

わたし:「いやぁ、だから4月1日なんだよ、今日は」

と私が笑いながら言ったところでさすがに気がついた。彼女が持っていた布巾で頭を叩かれたが、まあ、それは許す。(^_^)