2020年3月31日(火)・晴れ/最高気温5度
7時半起床。
今日も太陽が出て春らしいお天気だったが気温は相変わらず低い。10時頃から明るい陽が射してきたので少し早いけれどこのところの日課である散歩に出掛けることにする。
ミュンヘンも不要不急の外出禁止になって以来、森の中の散歩者およびジョッギングをする人の数が増えている。
そこで気になることは散歩者達のマナーである。テレビ、ラジオなどでは1.5〜2メートルぐらいの間隔をとって他人と接することを強く勧めている。
森の中の散歩道の幅は広い部分でも3メートルくらいである。散歩者が対向者とすれ違うときに 1.5m の間隔をとるためには、道の真ん中を空けてお互いに道の端を歩かなくてはならない。
われわれ夫婦も二人で歩いているときには、対向者とすれ違う15m先ぐらいから縦一列になリ、道の端を歩くようにしている。ところが二人で歩いている人たちの多くは会話に気をとられているのか、すれ違うときでも全くそれを考慮せずにすれ違おうとする。
そうすると物理的にすれ違う人との距離は50cmぐらいになってしまう。こちらとしてはもし対抗者が保菌者だったら感染するのではないかと不安になる。
もっとひどいのはジョッギングをしている人たち。彼女、彼達はゼイゼイと吐く息も荒く、すれ違うのだが、もしその人が保菌者なら盛大にヴィールスをまき散らしていることになる。
悪いことにジョッガー達の殆どは道の真ん中を走ってくる。森の中の散歩道というのは水捌けを考慮して、かまぼこ形の断面になっている。道の真ん中1メートルから1.5メートルぐらいが平坦になっているのだ。だから真ん中を走るのは理にかなっていると理解できる。
わたしも1人で散歩しているときには道の真ん中を歩いている。その方が膝のためにも良いから。しかし、人とすれ違うときには通常でもお互いに真ん中部分を空けて譲り合うのが基本である。ましてや今は「少なくとも1.5mの間隔を保ちましょう」と言われている時期である。ここ数日散歩をするとき、それにいらついていた。
そこで今日は一計を案じて、家を出るときにマスクを持って出た。向こうから二人連れが歩いてくるのを見かけると、われわれも15メートルほど近くまで同じく横一列になって進む。対向者の二人に近づいたとき、道の真ん中を歩いているブリギッテがポケットからやおらマスクを取り出して付けながら、わたしの前に位置を変え縦一列になる。
ここまでやると対向者の二人もわれわれの意図に気づいて縦一列になってくれ、お互いに道の端を歩いてすれ違うという事になる。
この時に気まずくなるのを防ぐアフターケアの意味で、すれ違うときに「こんにちは!」と明るい、自然な声で挨拶する。そうすると向こうも気を悪くせずに同じように挨拶を返してくれる。
今日の試験ではこれがうまく行った。(笑) 散歩も人が多くなってくると気を使うものである。
夕食は鮭の切り身を焼いて大根おろしとキャベツの千切りを添えた。そして「とりごぼう 釜めしの素」(丸美屋) を使った混ぜご飯。